愛と幻想のふぁしずむ エピソード2(第16話)

クーヤ・シェイカー ―Vol.6―

 

ほけ〜〜。

 

「クーヤ様?」

 

ほけ〜〜〜。

 

「クーヤ様ぁ〜〜?」

 

ほけ〜〜〜〜〜〜。

 

「あぅ。クーヤ様ぁ〜!!」

 

「・・・・ほぇ?」

 

気が付くと余のすぐ目の前に頬を膨らませるサクヤがいた。

 

「ん?サクヤ、余を呼んだか?」

 

「もう〜、先程からずっとお呼びしていますよぉ!」

 

そう言うとサクヤは拗ねてそっぽを向いてしまった。

 

「そ、そうか。すまぬ。」

 

ガタッ

余は席を立つと、心の中で次の予定を反芻しながら足を進める。

 

「あッ!ク、クーヤ様ッ!!」

 

「ん?」

 

突然サクヤが叫んだかと思えば・・・・

ゴン。

 

「〜〜〜〜!」

 

余は支柱に頭をぶつけてうずくまる。

 

「だ、大丈夫ですか!?クーヤ様ぁ〜!」

 

「・・・っつ〜・・・!!」

 

「あぅ〜、どうしちゃったんですかぁ?昨晩からクーヤ様、ちょっと変ですよぉ?」

 

サクヤが慌てて余を介抱するが、余はすぐに立ち上がると

 

「す、すまぬ・・・ちょっと考え事をしててな。」

 

「もしかして、御風邪を患いになったとか・・・!?」

 

心配そうにサクヤがそう訊ねてくるが、

 

「いや、本当に心配いらぬ。」

 

苦笑しながらそう言うと、渡り廊下に出た。

 

「あぁッ!?クーヤ様ッ!?」

 

「ほぇ?」

 

ズルゥ!

ボテッ。

 

「・・・・・・。」

 

余は渡り廊下からずり落ちたまましばらく地面にうつ伏せる。

それを影からチキナロとヒエンが心配そうに見つめていた。

 

「・・・チキナロ様、どう思われますか?」

 

「う〜ん、聖上も日々の政事に御疲れなんでしょう。はい。」

 

「心此処にあらずというか・・・チキナロ様、何か心当たりは御座いませんか?」

 

「心当たりですかぁ・・・・。っと、ヒエン様、私に『様』などおつけにならないで下さい。」

 

「あ・・・、す、すいません。・・・しかし・・・」

 

「今の私はしがない一部隊長ですから。」

 

そう言ってチキナロが苦笑するので、言葉を続けようとしたヒエンは口を噤んだ。

・・・・・・・・。

 

『で、あるからにしてキャノンのマキョトシナリオの是非について、

 今、中央議会では大論争が繰り広げられております!

 こちらが現在の投票状況で御座います。』

 

バッ!

賛成    5%
反対   70%
その他 10%

 

『是非、聖上の御意見を賜りたいのですが!』

 

「・・・・ありが〜とぉ〜。」

 

『は?』

 

「・・・っと〜、し〜まって〜お〜くぅ〜・・・・。」

 

『ラ・・・・ラストリグレット・・・?』 (汗)

 

・・・・・・・・・。

 

「えへへ〜♪クーヤ様、今日のおやつはタイヤキですよぅ。」

 

「うぐぅ。」

 

「・・・・クーヤ様?」 (汗)

 

「うぐぅ。」

 

「タ・・・タイヤキはお嫌いですか?」

 

「・・・相当嫌いじゃない。」

 

「あぅぅ、クーヤ様ぁ〜、しっかりして下さいよぉ〜。」

 

「うぐぅ。」

 

ポケ〜〜〜〜〜

 

『あうぅ!お兄様、今日のクーヤ様絶対変ですぅ!』

 

『う・・うむ・・・。聖上も御疲れなんだろう・・・・はは・・は。』

 

『御爺様に相談した方がいいですよね?』

 

『い、いや・・・大老も御忙しい身だ。とりあえず今日は様子を見守ろう。』

 

ポロロ〜〜ン♪

ポロロ〜〜ン♪

 

「・・・・・・・。」

 

「・・・・・・・。」

 

ヘコヘコ・・・・。

ヒエンとサクヤがいる側をハウエンクアが何食わぬ顔で通り過ぎていく。

 

「・・・・待てや。」

 

ムンズッ

 

「あぷす。」

 

ヒエンが背後からハウエンクアの首根っこを掴むと、身体ごと180°回転させる。

 

「何をしてるのかね?右大将どの。」 ヒクヒク

 

「息してる。」

 

「止めるぞ、こら?真面目に答えろ!」

 

「あ?何してるって、出勤もとい出殿してきたんだぜ?ベイベー。」

 

「ボケかましてんじゃねーぞ。午前中は何処で何してやがった?」

 

「寝てた。」

 

「は?」

 

「午前中はマイハウスで寝てた。イエー。」

 

「・・・・・・・・。」 チャキ!

 

「お、お兄様ッ!刀をしまって下さいぃ〜!」

 

「頼む離してくれ・・・サクヤ・・・・こいつは一度打ち首獄門にしないと・・・・。」

 

「あうぅ!一度首をはねちゃったら二度目はないですぅ!!」

 

「おぉ〜、怖いねぇ〜、近頃の若者は!キレるとすぐに刃物を出すんだもんねぇ・・。」

 

「こ、この給料ドロボーがぁぁ!!」

 

「あぁ・・・もう五月蝿いなぁ・・・。寝不足なんだから近くで怒鳴らないでくれ。フゥ〜。」

 

「クッ・・・このガキャー・・・!!」 ビキッ!ビキィッ!

 

「あ・・・そう言えばラブリーサクヤ、聖上は何処?」

 

「クーヤ様ですか・・・?クーヤ様はあそこに・・・・。」

 

「あ、ホントだ、いたいた。」

 

「待て貴様ッ!今、聖上はそっとしておいて・・・・

 

「ハーイ、御疲れベイベー♪」

 

「こ、殺してぇ・・・!!」 プチプチッ♪

 

誰かがまた余を呼んでいるな・・・。

余は声のする方を向くと、ハウエンクアのアホがしたり顔で近づいてくる。

 

「・・・・何だ、何か余に様か?」

 

「はぁ〜い、スイートマイマスター。今日も御機嫌麗しゅう。」

 

「・・・・・・・・はぁ。」

 

「フフ、アンニュイなその横顔も美しい・・・。」

 

馬鹿はそう言うと、またどこからともなくバラを取り出し、口に咥える。

 

「何の様だ。」

 

「なーんか、話に聞いたところによると、ベイベー、元気ないみたいじゃない。」

 

「・・・・そうか?余は普通だ。」

 

「そんな貴方にプレゼント・フォー・ユー。」

 

そう言って余に1枚の【しーでー】を差し出す。

 

【ハウエンクァ The Ballads 〜Love&ハウエンクァ〜】

 

「・・・・・。」

 

「クックック、こう言っちゃ何だけど、僕の最高傑作と言っても過言じゃないね。」

 

「そうか・・・じゃあ後で聞いておこう。」

 

「あ、あれ?」 (汗)

 

「ん?どうしたのだ?」

 

「いや、何か今日のベイベーはやけに素直じゃない?」

 

「そうか?余はいつも素直だ。」

 

スタスタスタ。

 

「・・・・フッ、惚れられたかな?」

 

「そんな訳・・・ねえだろ?」

 

ガシッ

 

「ガッ!?」

 

背後から鬼の様な形相のヒエンがハウエンクアにチョークスリーパーをかける。

 

「アカンッテ・・・ギブ・・・ギブ・・・・・!!」

 

「お、お兄様ぁ〜!!」

 

「気にくわねぇんだ・・・・・気にくわねぇんだよ。」

 

・・・・・・・・・・・・。

夜が来ると、余はソファに座り吹き抜けの天井から見える夜空を眺めていた。

ふとテーブルの上にハウエンクアに貰った【しーでー】が目に付いた。

 

「・・・・・・。」

 

おもむろにそれを蓄音機にかける。

 

「・・・なんだ、まともな唄ではないか・・・・。」

 

ONE(オネ)

              作詞/作曲 ハウエンクァ'z クンネカムンレコード

静か過ぎる夜だぁ〜耳がぁ〜疼くほど〜♪

僕も君も誰もぉ〜眠って〜なんかいないのに〜♪

言葉がまだ〜大〜切〜な事〜♪

伝え〜られるなら

また何でもいいから声を聞かせてよ〜

分かってるって

もう行きたいんだろ

気付かない訳ないだろぉ〜♪

You're the only one〜

どんな事でも無駄にはならない

僕らは何かを諦めるわけじゃない〜♪

 

スッ

瞳を閉じてその曲を聴いていたが、

やがて曲が終わりを迎えると・・・余は瞳をひらいた。

 

「・・・・よしッ!!決めたッ!!」

 

ガサッ

ゴソッ

・・・・・・・・・・。

 

「お兄様・・・クーヤ様を見かけませんでしたか?」

 

「ん?どうかしたのか?」

 

「いえ、先程まで憩いの間にいらっしゃったのを見たんですが・・・・。」

 

「聖上の事だ。夜風にでも当たりにいったんだろう?」

 

「はぁ・・・だといいんですけどぉ・・・・。」

 

「ハハハ、さすがに昨日の今日で皇都には行かないだろう。」

 

「そう・・・ですよね。えへへ。」

 

・・・・・・・・・・。

 

『むむぅ・・・!何でこんなに高いのだッ!これでは余が届かぬではないか・・・・!』

 

余が塀を乗り越えようとしていると、

にゅ〜。

突然、誰かの手が塀の上から伸びてきた。

 

『どうぞ。』

 

『おぉ、これはすまぬ。』

 

余がその者の手を握ると、力強く余を引き上げてくれた。

 

『ふぅ〜、誉めてつかわす・・・ぞ。』

 

『光栄です。』

 

誰かと思えばチキナロであった。

 

『お、お主ッ、ここで何しておるッ!?』

 

『私ですか?私は夜警で御座いますよ。はい。

 そういう聖上も、このような深夜にここで何をしていらっしゃるのでしょうか?』

 

『よ・・・余か?・・・よ、余はトレーニングだッ!』

 

『トレーニング・・・・ですか・・・?』

 

『そ、そうだ!皇たるもの、体力もつけておかねばな。ア・・・アハハハ・・・。』

 

己で考えた苦しい言い訳に、思わず乾いた笑いを飛ばす。

 

「で、では。そういう訳で。」

 

そう言って余が塀を降りようとする。

 

「本当に、御行きになるのですか?」

 

「・・・う、何の事だ?」

 

「あ・・・・そう言えば・・・

 あと30分後にクンネカムン國際港からトゥスクル國行きの

 貿易船が出國します。はい。」

 

「・・・・・・え?」

 

「私はただ聖上に貿易船の航行日程を御教えしただけです。」

 

そう言ってチキナロは微笑んだ。

 

「チキナロ・・・・。」

 

「早くしないと、近衛兵が来てしまいますよ?」

 

「恩に着るッ!」

 

スタンッ

余は軽快に塀から降り立つと、闇の中へ走り去っていった。

 

「これが若さか・・・・。です、はい。」

 

・・・・・・・・・。

やった!やったぞ!誰にも見つからずに上手く抜け出せたぞ〜!

キャ〜♪ラッキィ〜♪

余は急いで國際港に向かおうとすると・・・

ジョビ〜〜ン♪

 

「ッ!?」 ビクッ!!

 

聞き覚えのあるギターの音が耳に入ってきた。

 

「・・・・ハ、ハウエンクアのギターの音が何で・・・!?」

 

余は忍び足でギターの音のする方へ向かった。

 

「・・・・ここは?」

 

細い裏通りの先はオンヴィタイカヤン記念ホールの裏側に繋がっていた。

そのホール裏側の小さめの広場に子供達が大勢いた。

どの子供もみなシャクコポル族の耳とは異なる戦災孤児達であった。

さらに・・・・・

 

「・・・・あ!」

 

驚いた事に子供達の中心には、あのアホ・・・ハウエンクアが・・・いたのだ。

 

『ねぇねぇ〜、お兄ちゃん。新曲はぁ〜?』

 

「フッ、まかせとけ。今日はとびっきりアツイソングを作ってきたぜ?」

 

『ほんと〜?聞かせて聞かせてぇ!』

 

「待て待て、押すなって。慌てなくても唄は逃げないぜ?」

 

『早く早くぅ〜!』

 

「じゃぁいくぜ?アンパンマソロック!」

 

ジャカジャカジャーーンッ!

 

『あははは!』

 

『きゃっきゃっ♪』

 

・・・・・・・・・あの馬鹿。

あんなことばかりしてるから遅刻常習者になるのだ。

とか思いつつも、余は何だか嬉しくて顔を綻ばせながら少しの間だけハウエンクァの

小さな小さなリサイタルを楽しんでから、その場を後にした。

 

「・・・・・ッ!」

 

『あれ?どうちたのおにいちゃん?』

 

「・・・・ん?あ、いや。何でもないさ。ベイベー。」

 

(・・・今一瞬だけ、聖上の芳香の匂いがしたが・・・気のせいか。)

 

『あー!レミュだけお兄ちゃんの膝の上のってズルイ〜!』

 

『あたしものる〜!!』

 

・・・・・・・・・・・・・。

チュンチュン・・・・・・。

 

「・・・・・・・。」

 

「・・・・・・・。」

 

翌朝、余の部屋では残された書置きを見て呆然とする

ゲンジマル、ヒエン、サクヤの3人がいた。

 

【しばらく探さないでくれ。 ― アムルリネウルカ・クーヤ ―】

 

「・・・・・・あわわ・・・。」

 

「・・・・ヒエン・・・。」 ピクピク

 

「も、申し訳御座いませんでしたぁ〜〜!!」 ガバッ!

 

― 常春の国 トゥスクル ―

 

「あ〜よく寝たでおじゃる。」

 

「あら、おはよう御座います・・・あ、る、じ、さ、ま♪」 にゅ〜

 

「・・・・カルラ。マロの布団に忍び込むその癖、いい加減やめてくれぬか?」

 

「あるじ様のケチ。」

 

「さて・・・今日もな政事が待ってるのぉ・・・・。」

 

まろはぼやきながら、ヘコヘコと下の広間へ降りると

珍しくベナウィの姿が見当たらなかった。

 

「あ、おはよう御座いますハクオロさん♪」

 

エルルゥが満弁の笑みを浮かべて、朝食の支度をしていた。

 

「あり?ベナウィは?」

 

「あ、ベナウィさんなら朝早くから皇都大壱海港に行きましたよ。」

 

「へ?何で?」

 

「もう。昨日ベナウィさん言ってたじゃないですか。

 早朝にクンネカムン國の貿易船が来るので、その現場責任者の為出るって・・・。」

 

「あ、あー!そう言えばそんな事・・・すっかり忘れてた。」

 

トストス

 

「あふ・・・あら?いい匂いね。」

 

丁度、上からカルラが降りてきた。

 

「さて、エルルゥ。そろそろ私にもごはんプリーズ。」

 

「・・・・・・・・・・。」

 

何時の間にかエルルゥから先程の天使の笑みが消え去り

ガラスの仮面のような表情に・・・・。

 

「あの・・・エルルゥ?」 (汗)

 

「・・・・どうしてハクオロさんの部屋からカルラさんが降りてくるかなぁ?

 しかも・・・セミヌードで・・・・・。」 ゴゴゴゴ

 

あーん。今日ひょっとして朝食ぬきでおじゃるか? (涙)

 

―皇都大壱海港―

 

「そこの荷物は、大参倉庫に持っていって下さい!」

 

『侍大将(オムツィケル)。着岸の為の手続書類ですが。』

 

「あ、そちらは大弐執政局へ御願いします。」

 

『了解しました。』

 

「穀物は、横一列にならべてウォプタルに積んでください!」

 

ジャリ・・・・。

 

「相変わらず、仕事熱心なのだな。」

 

「ッ!!あ、貴方は・・・。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・。

ぐぅ〜〜。

 

「ハラ・・・減ったでおじゃるぅ〜・・・・。」

 

「何で、私まで朝食を抜かれないといけないの・・・。」

 

「お、お主のせいでおじゃろうが!!」

 

まろとカルラは朝食を抜きにされたおかげで、2人で壁にもたれてヘタれていた。

 

「すきっ腹にはこたえるのよねぇ・・・。」

 

トクトク・・・

そう言いながらカルラは酒をおちょこに注ぐ。

 

「だったら呑まなければいいだろう・・・?」 (汗)

 

ぐぅ〜〜。

 

「「・・・はぁ・・・・。」」

 

トストストス・・・・

近づいてくる足音。

・・・ベナウィだな。

 

「おはようございます・・・聖上。」

 

「うっす。ベナウィ・・・・・何か食うもの持っておらぬか・・・?」

 

「聖上・・・少しお話が。」

 

何か様子がおかしいベナウィに気付き

 

「何かあったのか?」

 

と、すぐに訊ねるが。

 

「少し・・・・。」

 

そう言ってベナウィは複雑な表情を浮かべながら手招きする。

やれやれといった具合に私は立ち上がると、ベナウィの側まで寄った。

 

「・・・何だ、どうしたのだ?」

 

「こちらへ・・・・・。」

 

ベナウィはそのまま私を連れて別の部屋へと移動した。

小さな部屋の前に辿り着くと、いつになく険しい表情を浮かべたベナウィが

 

「聖上・・・驚かないで下さい・・・。」

 

「へ?何を・・・?」

 

「・・・・見れば分かります。」

 

そう言い終わると、ベナウィは部屋の戸に手をかけた。

スゥゥゥーーーー。

 

「・・・・・・・・・・。」

 

「・・・・・・・・・・。」

 

部屋の中では・・・・・・・・・・

中では・・・・・・・・・・・・・・・

 

「久しいな。ハクオロ。」

 

クーヤたんがちょこんと座っていた。

 

「・・・・・・・・・・・・・。」 ボテッ

 

「ハ、ハクオロッ!?」

 

「・・・・やはり無理でしたか・・・。」

 

ただでさえ朝食を食べていなかったまろは、卒倒した。

 

次回予告

「ザコではないのだよ!ザコではぁ!!」

キュピピーーーンッ

「分かる・・・分かるぞ!そこにいるんだな!?殺ァ!!」

ビリーブ♪人は悲〜しみ重〜ねておと〜なになるぅ♪

今〜、寂しさに震〜えてる〜愛〜しい人の♪

「このアブ・カムゥ、足が無いではないか!!」

「足など飾りに過ぎません!」

Yes My Sweet〜♪ Yes My Sweetest〜♪

I wanna get back where you were〜♪

愛しい人よぉ もう一度ぉ〜♪

「あえて言おう、カスであるとッ!!」

「まろだって・・・・まろだって乗りたくてのってるんじゃないッ!!」

誰も〜ひとりでは、生きられないぃ〜♪

 

意味不明