超人労働戦隊ハグルマン

 

主題歌  作詞・作曲 ときめき48000  唄 プロ串ー田アキラ&ウィーン少女合唱団

萌えろ萌えろ〜
俺の小宇宙(コスモ)が萌えているぅ〜

悶え悶え〜
それが漢の勲章〜

好きとか〜
嫌いとか〜
最初に言い出したのは誰なのかしら〜?

義理妹は好きか?な〜ら〜ば、来いッ!
2次元好きで悪かったな
カモン、ベイベー!
(せんせい大好きー!)

唸れッ!必殺の超スーパーリアルリアリティー
(せつなさぁーさくれつぅー!!)
咆えろッ!戦慄のスパイラル萌エリンスー
(感感俺俺ッ!)

越えちまった一線は〜
もう引き返せないぜ?

そうさ〜、俺達が
社会のクズ正義のヒーロー
超人労働戦隊ハグルマーーーーン!
 

ゆったりと流れていた歴史の潮流が、急に流れを加速することがある。人は、それを乱世と呼ぶ。

 

前回のあらすじ

それぞれに社会不適合要素を抱える4人の若者たちが、

偶然にも同日、魔都秋葉原を訪れる。

彼らの前に現れる謎の美女、そして暗躍をはじめる組織の影。

圧倒的な力の前でも挫けぬ萌えの輝きが集うとき、奇跡は起こった。

「はじめてのたたかい」でも勝利を掴む彼らの名こそ

「超人労働戦隊ハグルマン」

人は彼らを、110と画面に出ている携帯を片手にそう呼ぶ。

 

【始末書その二「リーダーはお前だ」】

 

ガタンゴトン、ガタンゴトン

「・・・・・・・」

不満顔のときめき。

「・・・・・・・ォェ」

酔っちゃった表情の会長。

「わーーーーーい」

いすに膝立ちして窓側をむく座り方(子供座り)をして初めて観る景色に夢中の弥生。

隣にママンがいたら『靴は脱ぎなさい』と叱られる事であろう。

「俺だけ、定期でキセルかよ」

初乗り運賃の切符を握り締めている星元。

「何よ、文句あんの」

ぎっしり詰まった座席に座り、次のオリンピックは見れないであろうご老人が前に居るにもかかわらず

平然と座っている姫が言う。

「普通秘密基地って言ったらなんか特別な乗り物だろう、行くの。せめてタクシーくらい呼べよ。何で山手線なんだよ」

自分の財布じゃないときはリッチに金を使う根性が

「ジャイアント・ババ(関西の意味)」

のときめきが吼える。

「支給された車は、姫がラリーX(エックス)みたいにクラッシュさせて、スクラップ工場経由、

ロシア行きの旅に・・・G・ブッシュ!」

トマホークのようにときめきの顔面に飛んでいく金PAPA。

「病は口より入り、災いは口より出ず」

他人事のようにつぶやく星元。

「着いたわよ」

PM5時5分前の公務員のような義務的な口調で姫が言った場所は

「ここって・・・・池袋」

 

「わーい、サンシャインだ〜。アパッチの雄たけびで倒れるかな〜。

ウーララウララ〜」

はしゃぐ弥生。もう他のメンバーも止める気ナッシング。

一人を除いては。

上へ向かうエレベーターが開く。そこに乗り込むハグルマン一堂。

弥生はどう見ても動物用ではない首輪&ひもをはめられて・・・よく見ると目にあざが。

他の客が乗り込もうとしたときに姫が一喝。

「このエレベーターは貸切だよ」

ドゲシッ

いきなりエレベーターの内壁を蹴る。よく観るとそこだけぼこぼこになっている。

こういうことは初めてではないらしい。

びびる他の客の顔に見送られながら、姫が押したフロアは・・・99F。

「あー、サンシャインが60階建てだって俺でも知ってるのに。バカじゃ・・」

状況をわかってない弥生が言い終えるより早く姫が手元のスイッチを押す。

「ビリビリビリビリ・・・キノぱにゅぅ

電流が流れる首輪&ひもであったらしい。

デュオも真っ青の調教ぶりだ。

一生懸命1Fのボタンを押すときめき。

ときめきを押しのけてボタンを押そうとする会長。

その行動に意味はあるのか?

星元は・・・携帯で警察を呼ぼうとしているが、なぜか繋がらない。

泣きそうだ。

「着いたわよ、ここが地上99階の、萌エルギアベースよ」

「地上99階って、さすがにサンシャインがそんなにあるようには見えんぞ」

「光学迷彩と最新のステルス技術を集めて、カモフラージュをしてあるのよ」

「普通に、別の場所に作ったれや・・・」

「出て来いや、責任者」

中指を立てるポーズをとるときめき。

その瞬間、ドアは開いた。

ドアが開いた先に待っていたのはゴスロリ衣装の怪人物と、

白衣姿でサングラスの科学者風大門な男であった。

 

「ようこそ、ハグルマン諸君」

ゴスロリが口を開く。

「こちらが・・・・・、総司令官の吟砂指令」

姫がけだるそうに紹介する。

「にはは、皆さんようこそ」

白衣が笑顔で迎えるが・・・なぜか他人に不安感を喚起する笑顔だ。

「こちらは・・・ふあーあ、超人考古学の第一人者、梅里博士よ」

今度はあくびをしながらだ。

吟砂と梅里2人の挨拶に、ハグルマン一堂は礼儀正しく答える。

「「「「チェンジおねがいします」」」」

吟砂と梅里は表情を変えなかった。

でもボタンは押していた。

4人は薄れ行く意識の中で、壁の穴から出ている白いガスと、

ガスマスクをつけた3人の影を見たような気がした。

 

漂う電子臭。壁面がすべてディスプレイになっているのだろうか。

「・・・ここは?」

目ざめたときめきが魚偏に弱弱しく問う。

「ごめんなさい、大人気ないあの2人のせいで・・・3000人は三途の川を渡河できるガスをあなたたちは吸ったの」

「どうして俺たちは生きているんだ?」

当然の疑問を星元が聞く。

「ラーミアで、世界樹まで4往復・・・・」

「もういい・・・」

言葉を無理に打ち切らせる会長。

「ところでここは?」

弥生の言葉に、梅里が答える。

「皆さんには、まず超人の歴史について知っていただきましょう」

プラネタリウムのように画面が広がり、衝撃の事実が語られだした。

 

萌えとは・・・『はじらい』『背徳感』『ゴールっ!などの要素があることでさらに萌え上がる精神エネルギーであります。

ですから、デリケートで恥ずかしがりやな心を持つ日本人が、最も優れた萌えの持ち主なのです。

ジャパニメーションが受けているのは日本の萌えこそが最も優れているからです。

日本最古の萌え超人は、源氏物語の作者の紫式部なのです。紫式部は、実は男だったのです。

「「なにっ、そんなバカな」」

朋友コンビがハモって驚く。

「・・・言うに事欠いて、ボキの愛読書を貶める気か?」

「まあ、黙って聞こうや、ときめき」

おお、知的モードの会長だ(2年に一度)。

ときめきの愛読書発言は実は見栄だったりする。

当時の紫式部、いや小野妹萌子(おののいもこ)は、宮廷に勤める下級貴族でした。

当時の宮中は、組織組織のがんじがらめの構造が出来上がっており、

まさに中・下級の貴族は歯車のように働いていたのです。

溜まるストレス、それでいて遠くの廊下を渡っていく女官たちの艶姿

手を出したら死罪・・・・

妹萌子は、己の煩悩を、ある書物にまとめました。

「なんだか、モーレツにいやな予感がするのう」

男塾風にぼやく星元。さすが男子高出身。

それが、源氏物語なのです。

「何」

「だ」

「っ」

「て」

驚く4人、さらに解説ビデオは続く。

源氏物語には、少女萌え、マザコン、年上ハァハァ、とにかく様々なシチュエーションが詰まっています。

そこで妹萌子は、偶然にも架空の世界にこそ真の胸のときめき、すなわち萌えがあると発見したのです。

その後彼は、同じく萌えを発見した清少納言(男)たち一派と激しい戦いを繰り広げます。

「枕草子」とは、人類初の萌え抱き枕を発明した小納言たちの生き恥日記であったのです。

そのとき妹萌子が変身したのが「歯車紫」こと歯車パープルなのです。

戦いに勝った彼は、生き恥日記をごく普通の日記に書き換えると、

後世の超人のために萌えのバイブル「源氏物語」を書き上げました。

ただ当時の情勢を考えて、作者名を女性に、

すなわち自分の理想の萌えキャラである『紫式部』をペンネームとしたのです。

 

ビデオは終わった。満足げな顔の指令と博士。

もうお腹一杯といった顔のその他一同。

さらに吟砂指令から追い打ち発言が。

「この中に、小野妹萌子の子孫がいるはずなんだ。

出来れば妹萌子の子孫にリーダーをやって欲しいんだがな・・・」

この言葉が、壮絶な仲間割れを呼ぶことになる。

こんな団体のリーダーを一体誰が喜んで引き受けようか

「お前、リアルの苗字小○○やろうが?」

「あんたら確か都のほうから来たんだよね、絶対どっちかそう、もしくは二人とも」

「朋友の属性と、妹萌子の名前完全合致。これでFA」

「そこの自称貴族、初めて会った時からそう思うとったんや。

萌えのバイブルが愛読書とはお笑いやな。ははははは」

「ムキー、なんてことを」

「そうだ、レッドなんだからお前がリーダーやれよ」

「黙れゴッド」

「ははは、上手いそれ」

だんだん収拾がつかなくなってきた。

そのとき、警報が鳴り響く。

「中野エリアに、ダブリンズ出現」

GZMの報告を聞いた指令が高らかに宣言する。

「ハグルマン、高田馬場乗換えで出動せよ」

……(;´Д`)y−゚゚゚

腐ったみかんよりも反抗的なハグルマンたち。

梅里博士がガスのスイッチをちらつかせると・・・

「クッチャ、クッチャ、ペッ、了解」

メジャーリーガーのようにひまわりの種を噛みながら、かなり不承不承出動していった。

 

いっぽうこちら、話は少しさかのぼる・・・

自分の先祖が抱き枕を紫の戦士に取り上げられる屏風絵を見ながら、

Kanonの制服(女子)に身を包んだ漢がつぶやく。

「この時代では、抱き枕は渡しはしない・・・」

後ろを振り返る。そこには錚々たる幹部たちの姿がずらりと・・・。

若干一名、水にぬれて二度と動かなくなったデジカメを前に、

さめざめと泣くものがいるようだが。

「今度は俺がいかせてもらう。ハグルマンとやらもこれで最期だ」

一同がざわつく。

「まさか、あなたが自ら・・・」

「動くか、闘魂薔薇が・・・・」

絶対飲みすぎだって・・・

周囲を目で制して、男は言う。

「ちょうどPCのパーツ代・・・げふん。コロスケを倒した実力、俺が測らせてもらう」

漢の名はY2y。超人生徒会で、闘魂薔薇の地位にいる漢だ。

 

中野ブロードウェイから、泣きながら出てくる大人たち。

じゃんけんで負けた会長が事情を聞く。

確かに超人紙袋下げて泣いている漢に声をかけるのはかなり嫌だ。

「超人ゲームのサントラ買ったら見た事の無い洋楽CDが入ってるんだよもん」

「AIRのフルボイスパッチだって言うから買ったら、

晴子の声がおばさんくさい通り越して大山のぶよなんだよもん」

被害者たちの口から出た共通の言葉は

「世界のロ○コン

「シャーコノヤロー」

アフロ・・・」

であった。


「ときめき、お前こっち系のジャンル詳しいやろ?」

洋楽CDを差し出し問う会長。

「んー、え?知らん・・・こんなマニアックなの・・・」

冷や汗をかくときめき。そのとき、謎の飛行物体がときめきを襲う。

「「「あぶない」」」

同時に動く3人。

「チュドーン」

ドラムのスティックの形をしたミサイルが炸裂した。

「「「ふう、危ないところだった」」」

3人の手にはそれぞれ切符が。

「ケホッ、ケホッ・・・ボキよりも切符のほうが大事なのか」

高木ブーも真っ青の黒焦げもじゃもじゃ状態で何とか言葉を発するときめき。

どうやら帰りの切符をまとめてときめきが持っていたらしい。

ときめき、帰りは自腹決定。


「マニアックとはひどい言い草だな」

アフロに皮ジャン、背中には世界のロ○コンの文字のある漢がそこにいた。

「ボキをこんな目にあわせて、許さないで汚JAL

2話目にしてさっそく省略された変身シーンで姿を変えるときめきこと歯車レッド。

雪乃がしゃべった一言よりも重いパーンチ

おお、それはかなり重い・・・と一同が思ったとき。

「何、受け止めただと?」

「くっくっく、それはAIRの『AIR編』のEDよりも重いのかな?

なんと顔面、いやそのアフロでレッドのパンチを受け止めていた。

「やばい、俺たちのリーダーを見殺しにするな」

リーダーになりたくない一心の星元が変身しながら叫ぶ。

「「お、おう」」

それを既定の事実にしてしまったほうが都合がいいと判断した残りの二人も慌てて萌ストールする。

とりあえず全員そろったところで名乗りをあげようとするがここでまた問題が。

「ほら、リーダー真ん中行け」

「お前こそいけや」

「最近の流行はリーダー右端だから・・・」

「何、その年でまだ特撮みてんの?」

「うぐぅ」

結局全員不自然に離れた位置で

「「「「超人労働戦隊、ハグルマン」」」」

ドーン。煙が上がる。


「1対4か。本気でいくぜ」

いきなり、アフロの中から飛び出す数々の物体。

「うわ、端が刃物状になってるシンバルが」

「またさっきのスティックミサイルが」

「何の変哲も無いでっかいアンプが。あたったら死ぬって」

苦しむハグルマンをみて

「バーカ、バーカ。ハハハハハハ。とっととゴールしちまいな」

まるでドッキリにはめた仕掛け人のように悪魔的に笑い続けるY2y

「2話目にしてさっそく絶望的な状況に・・・」

「おい、姫。何とかしてくれ」

だが、そこにいるのは金PAPAのみ。

黙って差し出されたチラシの裏の殴り書きには

「高田馬場の『ラーメンえぞ菊』に美味しい味噌ラーメンを食べに行ってきま〜す」

と書いてあった。

「ふざけんなあのアマー」

殴り書きのあるチラシを投げつけるピンク。

そのチラシが飛び道具を出し続けるY2yの顔にぺたんと貼り付く。

「ああ、これであのお方がさらにお怒りに。なんて余計なことを」

敗色濃厚で降伏の覚悟が完了しているときめきが泣きそうな声で言う。

だが、Y2yは急に攻撃を止めると

「今日は挨拶代わりだ」

といって、その場を立ち去っていった。

パンク修理キットのパッチだらけのタイヤ装備チャリで。

 

 「何故だ。あのままだったらやつは確実に勝っていたというのに」

鬱チックな顔でつぶやくブルー。

「それはともかく・・・」

「ともかく?」

ブラックの発言を受けて、ピンクが尋ね返す。

「俺たちもえぞ菊に行こう」

ときめきは力強く言う。

見逃された戦士としての屈辱感よりも、生き残った喜びをかみしめるハグルマンであった。

ちなみに、罪なき超人たちが騙し取られたお金は、一円も戻ってはいない。

ハグルマン、今回の救済人数・・・0人

 

いっぽう、チャリをひたすら飛ばすY2y。

握り締めた紙・・・何かのチラシのようだ。

そこには「本日限りマザーボード半額・・・ツクモ・・・」とかいてあった。

日付が昨日のものであると知るのは、中野から秋葉原についてからのことだった。

 

「諸君、敵の情けとはいえ良くぞ無事に帰ってきた」

刺だらけの言葉で迎える指令。

「ところでリーダーは決まったのかね?」

「・・・一つ聞いておきたいんだが?」

「なんだね、黒星元君・・・プッ

負けて帰った星元だから黒星元ですか・・・もう笑えないよ。

「(ムカッ)4人って、数が中途半端じゃないか。まだメンバーいるのか?」

「もう一人、どこかにいるらしいんだがね。この世の果てで愛でも歌ってるのかな?ハハハハハ」

4人は顔を見合わせる、このとき初めて心が一つになった。

「「「「リーダーはそいつにケテーイ!」」」」

 

「何で昨日のチラシなんだYO〜♪」

残る一人は、ある意味『この世の果て』で哀を歌っていた

 

次回予告

大人気ゲーム「アヴラヴ」のセーブデータが消える事件が多発する。

その裏で「アヴラヴ」のセーブデータが高額で取引されていた。

ときめきよ、墨夏を守るために立ち上がれ。

魔煙の影に隠れた敵の正体を暴くのだ。

宇井ニーの使いすぎにも気を付けろ!

次回超人労働戦隊ハグルマン始末書その三

「消えたセーブデータ」

あなたの心に萌ストール。