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超人労働戦隊ハグルマン

 

主題歌  作詞・作曲 ときめき48000  唄 プロ串ー田アキラ&ウィーン少女合唱団

萌えろ萌えろ〜
俺の小宇宙(コスモ)が萌えているぅ〜

悶え悶え〜
それが漢の勲章〜

好きとか〜
嫌いとか〜
最初に言い出したのは誰なのかしら〜?

義理妹は好きか?な〜ら〜ば、来いッ!
2次元好きで悪かったな
カモン、ベイベー!
(せんせい大好きー!)

唸れッ!必殺の超スーパーリアルリアリティー
(せつなさぁーさくれつぅー!!)
咆えろッ!戦慄のスパイラル萌エリンスー
(感感俺俺ッ!)

越えちまった一線は〜
もう引き返せないぜ?

そうさ〜、俺達が
社会のクズ正義のヒーロー
超人労働戦隊ハグルマーーーーン!
 

ゆったりと流れていた歴史の潮流が、急に流れを加速することがある。人は、それを乱世と呼ぶ。

 

前回のあらすじ

地獄への水先案内人、姫に4人が誘われて行った先はサンシャインの99F。

そこで待っていた吟砂指令と梅里博士の口から語られる衝撃の事実。

「紫式部は日本初の超人歯車パープルで、君らの中に子孫がいる」

その子孫がリーダーになると聞かされて醜い擦り付け合いが。

そんな中、中野に現れる最強の敵、Y2y。たちまちピンチに陥る。

だが、チラシの紙一重で危機を乗り切る彼らこそ

「超人労働戦隊ハグルマン」

人は彼らを、竹中大臣の景気回復くらい信じている。

 

【始末書その三「消えたセーブデータ」】

 

深夜のCD工場、マスターデータ保管庫の影でうごめく人影。

どう見てもそれは身長30センチほどである。

「ご主人様もえぐい事考えますねぇ。それではスタートしますぅ」

スカートの中から出ているUSB端子をフリフリしながら、なにやら作業に入る。

工場の外では、かすかな月明かりの下で、男が紫煙をたゆたえていた。

 

秋葉原、某月某日。

「アヴラヴ一番死事は二番

3時のおやつは『どの子にしようかのう、うひょひょひょひょひょ』」

3人の男が文明堂のCMのように並んでスキップしている

たいていのカクテル(混合ドラッグ)でもここまではトベないだろう。

この日、この年一番の119番通報件数を記録したというのはきっと気のせいだ。

「いやあ、限定販売手に入れましたなあ、ときめきさん」

「おいおい、情報入手と予約をしたのは俺だぜ、弥生さんよ」

「会長、一年で364日駄目人間だけど、今日だけは長渕のように格好良いぜ

秋葉原の住民も道を開ける3人組。

とりあえず、3人は発売日に買わなくても大丈夫とたかをくくって手に入れ損ねた

星元に見せびらかすためにに池袋へ向かった。

 

同時刻、万年準備中漫画喫茶『見上げれば宇宙(そら)』にて。

「タバコさんて、いつもタバコ吸ってるだけだけど、何で幹部なんだ?」

「う、うううううううう、僕のカメラが・・・・・・」

成立していない会話をするのは超人生徒会幹部のVICROSS−Uと

水も滴る負け犬コロスケ。

タバコが不在のところで、素朴な、言いたくてもいいづらかった疑問を口にする。

そこにやってきたのは、彼ら二人よりもキャリアの長いりょっちゃん総統・Y2y・Dの3人。

ちょうど奇面組の年長組と年少組のようなものだ。

「お前らにはまだ分かっちゃいないだろうな・・・・奴の恐ろしさが」

アフロを揺らしながら、Y2yが言う。

「だって、ホントにタバコ吸ってるだけですよ?」

「メモリーカード256Mだったのに・・・・・うううううう」

さらに疑問を口にするVICROSS−Uと、もう泣き止めよ、コロスケ(つД`)

「あいつはな、いざとなったら・・・・・断つぞ!」

「伝染すぞ!」

「掘りますよ!」

矢継ぎ早に答える3人。それを聞き体の震えが止まらなくなうVICROSS−U。

怖くて聞けなかった質問は「何を?」

「そうですよ、ご主人様は目一杯がんばってますぅ」

机の上には・・・・・身長30センチほどの獣耳メイドロボットの姿が。

「うな〜、ミノリの言う通りなんだな〜。今回の作戦は完璧だからねぇ」

煙とともに現れたのは、タバコ。

その手には、スーパー宇井・・・・・と汚い字でマジック書きされたCDRをもっていた。

「ミノリ、例の衣装を用意しておいてくれ」

 

「「「たっだいま〜」」」

ときめき・会長・弥生の三人が萌エルギアベースに帰ってくるとそこには・・・・・・

壁面を使った巨大画面いっぱいに『ア〜ン』をしている墨夏に向かって、

上半身を突き出して口を開けている指令の姿があった。

ポカーンとする3人。さすがに呆れたのか・・・・

「ちくしょう、俺よりも先にそんなことするなんて」

「許せねえ、時間的に発売日前に手に入れてやがる」

「良かった、迷夜はまだ無事だ・・・・が、許せん」

先を越されて悔しがる三人。

「諸君、これは一応任務で・・・・」

冷静になだめる指令の言葉を無視して3人はそれぞれのプライベートルームへ飛び込む。

「ちくしょう、グレてやる。人間辞めたるわ−−−−

とっくに人間失格じゃないか・・・

梅里と星元は自分の事をバベルの塔よりも棚に上げて、そう思った。

3分後

「おほほほほほほ、グバーイ雪乃

「迷夜たん、ハァハァ

『ジーッ・・・・・・・・・・ウッ!

それから、3人は18時間部屋から出てこなかった。

 

18時間後・・・・

 

突然3人の部屋から奇声が。

オワー!!!」

「なんですと〜」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・鬱ッ!」

3人が血相を変えて部屋から飛び出してくる。

「墨夏が、俺の墨夏が・・・・」

「居ない、居ないんだよう。迷夜が布団の隣に!」

「ぁーーーーーーーーーーーーーー鬱ッ!」

心底うっとうしいそうな姫に意味不明のことを言いつづける3人。

「やはりな、諸君、これを見たまえ」

一人冷静な指令がマウスをクリックすると壁面ディスプレイに画像が出る。

「「「こいつだ〜」」」

そこには、犬の着ぐるみを着た男が、アイ〜ンやコマネチ、果ては円楽師匠のモノマネ

意味不明に繰り広げる映像が流れていた。

見ているだけで不快指数が上がる映像である。

「セーブデータを呼び出そうとしたら、この画面が」

「にはは、どうやら指令の読みは正しかったね」

梅里も、操作盤を叩き、画面を出す。

そこには、2ヂャンネルのエ○ゲ版スレッドが映し出される。

「なになに・・・・・アヴラヴ消えますた・・・」

「アヴラヴのエンディングは犬だった(怒)」

「アーヅュ逝ってよし・・・」

呆然とする3人を尻目に、星元が聞く。

「指令、これはいったい・・・・」

「うむ、製造段階から何か仕掛けられていたようだな。

どうやらセーブデータを吸い出すと同時に、すべてのデータが消えるからくりらしい」

さらに梅里が残酷な事実を告げる。

「CDの素材も初めからュッパチャプスと同じものにすりかえられていたから、再インストールは不可能だね。

GZM、敵の動きは無いかい?」

ネット検索だけは得意なスーパーコンピューター、GZMが無機質な声で答える。

「サーチ完了、吟砂、これを見てみろ」

そこには、『見下げれば地下』という謎のホームページが映し出されていた。

『セーブデータはすべていただいた。返してほしくばX月X日秋葉原に来い。追って指示を出す』

と、トップページにはかかれている。

 

「どうやらダブリンズはCDにマスターデータの段階から仕掛けをしていたらしい」

指令は語る。

「だが、どうやって俺の墨夏、もといセーブデータを?」

ときめきの質問に梅里が答える。

「どうやらダブリンズは、宇井ニーを越える宇井ニー、スーパー宇井ニーを開発したらしいです」

「『『それはぜひキボンヌ』』」

赤・青・桃の心の声が、48000万デシベルで響き渡っていた。

若干一名本当に声に出しているようだが。

「ネット環境がないやつらはどうなったんだ」

星元の質問に対し、姫がそっけなく答える。

「ゲームデータも含めて全部あぼーんらしいわね・・・・・

それにしたって、こんなことしたら警察が介入するに決まっているじゃないの」

「いや、さすがに超人ゲームのデータがなくなって、身代金を要求されたなんて届出は出せまい」

それは社会的な死を意味する(つД`)

「それに、セーブデータには彼女たちとの素敵な思い出が詰まっているんだ。ただクリアしたというものでもない」

「五万円というお手ごろ身代金価格もミソだな」

「犯人はよほど金に困った経験がある奴と見た」

一同の超人的プロファイリングを打ち切るように、指令が叫ぶ。

「とにかく、当日は全員秋葉原にて囮捜査だ!

3人ほど本気捜査の奴もいるがね、あははははは」

指令の笑えない冗談が、PCの冷却ファンの音に混じって

無駄にデリケートな3人の心を傷つけるのであった。

 

X月X日、秋葉原は異様な空気に包まれていた。

まるで失った恋人を探すかのような超人たちがあふれ返る。

まあ、それはいつもの事でもあるのだが。

そんな中に、変装したハグルマン達も潜入・・・・溶け込んでいた。

コートの背中に『十七分割払い』と書かれたときめき。

フィギュアのウインドウにほっぺを押し付けている会長。

南海の帽子をつばを後ろにしてかぶっている弥生。

スタジャンの背中には『世界のシ○コン』の文字が。

マリ見てを片手に焼き肉をついばむ謎の神父

小一時間ほどたった頃、4人の通信機にいっせいに連絡が入る。

 

「諸君、一大事だ、再販用のアヴラヴのマスターデータが輸送中にアフロの攻撃を受けている。

まさか二箇所同時攻撃とは・・・・・」

ひとまず駅前の神父を目印に集合するハグルマン。

「またあのアフロかよ・・・4人がかりでも勝てなかったじゃないか」

露骨にいやそうな顔をするときめき。

「こんな事をしている暇はないのに・・・・ああ、ボキの迷夜たん」

フランダースの犬の最終話を見たときよりも沈痛な弥生の嘆き。

そんな中、一人うつむいていた会長がニタリと笑いながら面を上げる。

「なあみんな、この中に一人だけ当事者じゃないお方がおるやろ?」

6つの血走った瞳が一点に注がれる、そこには・・・・

 

一人、また一人とセ○ムの職員が倒されていく。

「大丈夫か北風、新入りは後方に下がってろ」

「自分はまだやれるであります。いざとなったらこれが・・・・」

「お前馬鹿か?セ○ムの職員がバキューンなんて使ったら荷物を守りきれなかった事より問題だろうが(つД`)」

「オワー」

また一人、地面に串刺しになった。

「畜生、残っているのは俺たちだけか」

「こんな事ならおとなしく最初の就職先に行くんだった・・・・・あぶない、主任後ろ」

そのとき、主任をクラッチする手が。

「ギャッ!」

「そんな恐竜の赤ちゃんみたいな声を出しても駄目だぞ。それ。ルー?」

「テェズッ!?」

ブリッジが弧を描く見事なバックドロップだ・・・

哀れ、セ○ム主任の自らの体による墓標が出来上がった。

「残るはお前だけだな、特別に技を選ばせてやろう」

内股で不気味に近づく影は・・・・・・世界のロリコン、Y2yであった。

「ちくしょう、これでも食らえ」

自作のコクサイS&W M29改造銃から弾丸が発射される。

バキューン!!

ゆっ

バキューン!!

りっ

ズギュゥゥン!

げっ

パーン!

らっ

パキューン!

まんっ

ドキュソ!

せー

意味不明の掛け声で6発の銃弾すべてをマトリックスのようにかわし、北風の背後を取るY2y。

そのとき、Y2yを襲うシャンプーハット。

辛くもかわしたY2y、魔の両腕から逃れた北風は慌てて逃げ出す。

「フッ、ロリコンはお前の専売特許じゃないぜ」

そこには、膝下がマグニチュード7.0のブラックが立っていた。

もちろん、いざというときの為に大人用紙おむつも忘れていない。

 

 

秋葉原、プラカードを持った犬の着ぐるみの男の後ろに付き従う超人たち。

プラカードには『アヴラヴ被害者様ご一行』と書かれている。

まさに駄目なハーメルンのバイオリン弾き状態。

全員が殺気に満ちた目で犬を見ている。

犬の肩からひょこっと、小さな人影が。

「皆さんどうもぉ、ハンドメイドのミノリですぅ。では、この先で皆さんから身代金を回収しますからねぇ」

慇懃無礼な犬男の声が続ける。

「あははぁ〜、逆らうと君らのセーブデータがどうなるかねぇ」

男が指差した先には、CDRのぶら下げられたメッセさんオーのビルがある。

屋上には、高枝切り鋏をもったうさ耳・・・りょっちゃん総統の影が。

CDRをぶら下げた紐に鋏をちらつかせている。

CDRには一枚一枚、ゲームタイトルと持ち主の実名が書かれている。

古今、これほどの生き恥はないだろう。

無論その中には、ときめき・会長・弥生の名も。

「殺す、こいつ絶対いてこましたる・・・・」

エキサイトする会長、だがデータを取り戻すまでは耐えるしかない。

人気のない路地にたどり着いたところで、ミノリが紙袋を配りだす。

給食ぶくろかよっ!

『これで3日ぶりに食事にありつけるのら〜』

 

 

「くそう、こうなれば先生攻撃あるのみ」

「シャンプーハットカッター」×18禁

ブラックは技を連続で繰り出す。

だが、そのすべてがY2yのアフロに跳ね返される。

「どうした、もう終わりか?後が続かないのは投稿と同じだな

「くっ、それを言われると辛いものが・・・・・」

じりじりと壁際に追いやられるブラック、そのとき視界からY2yが消える。

「つ〜かまえた」

ブラックをアフロがクラッチしようとした刹那、一筋の閃光がアフロを襲う。

ピュゥゥゥゥーーーーー、ペチャッ

「んあっ・・・・・・? オワー、・・・・・・・頭が猛烈に痒いー」

にょきにょきと伸びていくY2yのアフロ、その成長が止まったとき、状況は一変した。

「アフロも伸びてしまえばただの髪ってな、さながら無免許美容師といったところか」

800mほど離れたビルの屋上から立ち去っていくイ○ク民兵風の男

手には愛用の超遠距離用ウォーターガン・M16を持っている。

「はわわ・・・・まってよら・・・・いさん・・・・ボテッ」

すっ転びながら追いかけるメガネの女性。

二人の立ち去った跡には、5本の瓶が。

『超強力毛生え薬・・・(中略)・・・一度に大量に使用すると、数年後に脱毛が進みます

とあった。

自分の頭を手で抑え、現状を理解したY2y。

モジャモジャアフロの面影はなく、ただのロン毛になってしまった。

アフロ独特の弾力はすでになく、防御力がルカナンを5・6回食らったモンスターのように。

すぐに愛車にまたがり、ペダルをこごうとした瞬間、リアキャリアをむんずと掴む手が。

「マテや、虎羅」

急に強気なブラックの声。

「アフロを無くした貴様なぞ、ただのエセ美容師に過ぎん」

「あのう、このチャリ金属疲労起こしてるんで、お手柔らかにお願いします」

「一発限りの飛び道具、妻みぐい2・DVDドライブシューーーーート

唸りを上げて襲い掛かる妻みぐい2(当日買いたて)

「DVDドライブないぽ〜〜〜〜〜〜」

ドゴーーーーーン

Y2y(のチャリ)、リタイア・・・・もといゴール。

「危ないところだった、それにしてもあの閃光はいったい・・・・・・」

腑に落ちぬ点を気にしながらも、再び秋葉原に向かうブラック。

5分後に現場から妻みぐい2を持ち去るDの影があったとか、なかったとか。

 

ついに給食袋が3人に回ってきた。

泣く泣く財布からお金を出すときめき。

今までの死事の日々を思い出しさめざめと泣く弥生。

意外と余裕そうに札を出す会長。

チリン・・・・・

そのとき、鈴の音が鳴り響く。

「その金は出す必要はないぜ、せっかく聖地に着たんだ。鬼畜ゲーでも買って帰んな」

声のした方向、メッセさんオーの屋上を見ると、首に鈴をつけた見たかんじズバットな男が、

りょっちゃんに普通のパンチをしていた。

よっぽどハグルマンやダブリンズの特殊攻撃よりも威力がありそうだ・・・

派手に吹っ飛ぶりょっちゃん。

「あの影は・・・・・まさかね。あいつがこんな所にいるはず無いしな」

頭に湧いた疑念をすぐに払う弥生。

「ぶべらっ、殴ったな?父さんにも殴られた事ないのに。

母さんにはうさ耳見つかって白い目で見られたけど・・・・

生き恥経験を言いながら逃げていくりょっちゃん。

「それみんな、データを受けとれ」

そういって屋上から無数のCDRをばら撒く謎の男。

「やめろ、そんなことしたら・・・・」

超人たちと、メッセビルの距離約500m。

落下までの時間は、およそ2秒。

それじゃありょっちゃん殴った意味無いじゃん(つД`)

数々の悲しい叫びがこだましていく。

ダイビングキャッチも、もはや間に合わない。

「墨夏〜〜〜〜〜〜〜」

「迷夜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

「血鶴〜〜〜〜〜〜〜〜」

地面に落ち、粉々に砕けるCDR・・・・

自分の迂闊さにようやく気付いた男は鈴を鳴らしながら逃走。

やり場のない怒りと、涙にうち震える超人たち。

「とにかく、そこの犬が悪いんだ」

涙に目を濡らした超人たちが、暴徒と化して犬男に襲い掛かる。

「肉体労働は専門外なんだがなぁ」

ミノリから渡された葉巻に火をつけながら、スクワットをはじめる犬男。

突然、筋肉が肥大化をはじめる・・・・・

だぶだぶだった犬の着ぐるみが、いつのまにかパンパンのマッチョ犬に。

「マウント斗羽?」

「ジャック・ハンマー?」

「・・・・・・いや、アレはむしろ・・・・」

「・・・・・・・筋肉番長だ

Y2yを退け、駆けつけたブラックが言う。

「うな〜」

ただ横に伸ばした手を、タバコが振る。

それだけで、4・50人の超人が吹っ飛んでいく。

「くっくっく・・・・、タバコはニコチンで体質強化する異能戦士なのさ。

ただの頭脳派ではない、あの凶暴性こそが奴の真価」

ほっぺを腫らしながら、電柱の影でりょっちゃんがほくそえむ。

数を頼んだ超人たちが、蜘蛛の子を散らすように逃げていく。

一緒に逃げていたハグルマンだが、次々と姫に捕まって往復びんたを受けていく

「「「「うぐっ・・・えぐッ・・・・ぐすん・・・・・・も、萌えストール・・・・・」」」」

4分割画面で変身する。

・・・半泣きで戦場に戻ると、ちょうどタバコが縮んでいる最中であった。

「マックシンクキタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!!!! 」

どうやらニコチン切れのようだ。

「なあ、あいつよく見ると弱そうやないか?」

「せやな、一斉にかかれば何とかなるやろ」

「ハグルマンの武器あてにならないから、金属バット持ってきた。なまらぶっ叩く

「北風君から、バキューン借りてきちゃった」

「ゴタクは良いから、とっととぶっ殺さないと、また張るわよ」

「「「「イーッ!」」」」

姫の声を合図に、戦闘員のような声をあげ一斉に襲い掛かるハグルマン。

そのとき、ミノリが新しい葉巻を取り出す。

いっせいに凍りつくハグルマン、ゆっくりと、タバコがライターに火をかける。

カチリ・・・・・・・・・・プスッ・・・・。

「うな〜?」

カチリカチリカチリ・・・・・・・・・

沈黙が走る。

「ミノリ、新しいライターを」

「ないですぅ」

「この前買い物に行ったろう?」

「ご主人様は、タバコ買って来いとしか言ってないですぅ。余分なものを買うなとも言いましたぁ

今月は・・・・・あと83円しかないので、100円ライター(税込み105円)も買えないですぅ」

冷や汗をかきながら、タバコが振り向くとそこには・・・・・

スーパー宇井ニーを出せ、そうすれば命だけは助けてやる

レッドが司法取引を要求している。

お前か、声に出してたの。

だが、恐怖で気が触れてしまったタバコは

「わーい、バームクーヘンだ。3日ぶりの食事だ」

といいながら、CDRの束をバリバリと食べてしまった。

うつむいていたブルーが、ニタリと笑いながら面を上げる。

「必殺技よりも痛い普通のパーンチ」

後に続く残りのハグルマン。

こぶしで肉を殴打する音が、地味に痛そうだ。

満足げに目を細める姫。

「やっぱ男の喧嘩はステゴロ(素手)よねえ」

タバコの前に進み出たレッドが、こぶしを握り締めて言い放つ。

「最後の決めはこれじゃあ、怒利留乳拳・・・・・

バコちんの・・・・・・・馬鹿ぁーーー

少し早めの一番星が、空に輝いた。

 

戦いは終わった。

夕日に映える砕けたCDRがキラキラ輝いていた。

うわあ、なんて綺麗なの・・・・

こんなときばっかり乙女チックな姫をいまいましいと思うハグルマン達であった。

 

『見上げれば宇宙(そら)』にかつぎ込まれる廃人二名。

すでにだめぽなコロスケ。

「うーむ、こうなれば奴らを召還するしかないか・・・・・・・」

おもむろに携帯を取り出すりょっちゃん総統。

「もしもし、私だ。薔薇の騎士(ローゼンリッター)に出動要請だ。

ゼルク・ラグナシトルミナーセ・ナユキスキーの両名をこちらに・・・・・」

 

ハグルマン、今回の救出CDR枚数、0枚

 

 

次回予告

次なる刺客は魔眼戦士D。

死事で疲れた歯車の心の隙間に目をつける。

ターゲットは、ハグルマンで最も精神的にもろい戦士。

そして動き出した薔薇の騎士の正体とはいったい?

次回超人労働戦隊ハグルマン始末書その四

「一人ぼっちのブルー」

あなたの心に萌ストール。