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特級ッ!難解電哲 【ラピードα】

FM016 月島拓也

 


『・・・・誰?あんた?』 (汗)

 

「あら?そんなところにいたの?」

 

し・・・しまった。

思わず窓から勢い良く侵入してしまったけど

俺らしくも無く、後の事なんか全く考えてもいなかった!

ど・・・どうやって誤魔化そう・・・?

って言うか・・・無理だな。

非常に気不味い雰囲気の中、俺は意を決して一言・・・

 

「み、みなさん・・・仲良くしましょう・・・・は・・・ははは・・・。」

 

し〜〜〜ん

 

『はぁ・・・馬鹿が乱入して来たけど、

 太田さん・・・貴方の御友達かしら?』

 

・・・・・・・。

・・・馬鹿・・・・・・。

う、生まれて初めて「馬鹿」って言われてしまった・・・・。

 

「うふふふ・・・・彼がその新入部員の長瀬裕介くんよ。」

 

!?

 

『えっ!?』

 

『はぁ?こいつがぁ!?』

 

「お、おいっ!!ちょ、ちょっと太田さん!!

 誰がいつ入るって言ったんだよっ!!」

 

「あら?言ってなかったかしら?」

 

こ・・・・こいつ・・・・。

 

『ッ!?お、おい・・・こいつって確か先日転入してきた・・・・

 

『え・・・?・・・あっ!戸塚の生徒ッ!!』

 

『嘘ぉっ!この子があの戸塚の・・・!!』

 

・・・・クッ。

戸塚の事はあまり表沙汰にしたくはなかったけど・・・・。

・・・・この状況じゃ仕方ないな。

 

「ごほんっ・・・・。みなさん、突然申し訳ありません。

 先日、戸塚夜津徒高等学校から一身上の都合で転校してきました。

 少しばかり僕の御話を聞いてもらえないでしょうか・・・・

 

『くぅ〜!やっぱ天才と馬鹿は紙一重ってかっ!』

 

『勉強し過ぎた結果があれだよ。たぶん変人と波長が合うんだろ?』

 

『えぇ〜!そんなぁ・・・折角生徒会に勧誘しようと思ってたのにぃ〜!』

 

「おほほ。残念でした。彼は哲学部が貰ったわ。」

 

「か、香奈子ちゃんっ!私はまだ賛成してませんっ!!」

 

「・・・・・ほえ?・・・・長瀬ちゃん・・・?」 (もそもそ)

 

・・・・・・誰も聞いてねぇや・・・。

 

「ゆ、裕くん!」

 

スタッ

 

先程から後ろで様子を伺っていた沙織ちゃんが、

窓を乗り越えて部室に降り立った。

 

「もうっ!あんな登場の仕方したら、絶対裕くんも同類って思われるよぉ!」

 

「ご・・・ごめん・・・つい・・・・。」

 

スタスタ

 

!!

 

突然、俺の目の前に藍原さんがやって来た。

・・・・何となく怒っているのが分かる。

 

「・・・・何しに来たんですか!」

 

「な、何しにって・・・・さぁ?」

 

「ふざけないで下さい!貴方は・・・私達の部に興味がなかったんでしょ?」

 

「興味も何も・・・・俺はただ・・・

 

「ただ・・・何ですか?」

 

「・・・・・・・。」

 

「私は貴方に入部して下さいなんて頼みません。

 むしろ、お断りしたいくらいです!

 香奈子ちゃんが珍しく積極的に勧誘しているけど・・・・わ、私は!」

 

「長瀬ちゃん♪」

 

ドンッ

 

「あうっ!?」

 

・・・・・藍原さんは後ろから飛び込んできた月島さんに弾かれた。 (汗)

カシャン・・・

 

「あわわ・・・!メ、メガネ!?あれっ!私のメガネッ!!」 (おろおろ)

 

・・・・・・・・・。

 

「や、やぁ。月島さん・・・・。」

 

「長瀬ちゃん・・・来てくれたんだ・・・・。」

 

「な、何となく・・・気になってさ。べ・・別にその俺が入部とか・・・そんな・・・

 

「・・・・エヘヘ・・・・来てくれただけでも・・・嬉しいよ?」

 

「オホンッ!!」

 

!?

 

咳払いに気付き、後ろを振り返ると

御機嫌斜めの沙織ちゃんが冷たい視線で睨んでくる。

 

「裕くん・・・・とりあえずこの場を収拾した方がいいんじゃないのぉ?」

 

「は・・・・はい。」

 

ギャイギャイ

ガヤガヤ

 

『け、結局・・・彼が入部してもあと1人必要じゃない!』

 

「うふふ・・・そんなのはどうとでもなるわ。」

 

『なる訳ねーだろ!無理だよ!大体この半年間でようやく1人じゃねーか。』

 

「彼さえその気になってくれれば、私と彼の力でどうとでもなるわ。」

 

「メ、メガネ〜〜!どこぉ〜〜!?」

 

『へぇ・・・泣く子も逝ってしまう太田香奈子が、随分高く買ってるのね?』

 

「ふふ・・・そのうち分かるわ。否が応でも。」

 

・・・・・やれやれ。

勝手に話を進めんなっての!

 

「あのぉーちょっといいですか?」

 

「あら?何よ。今ちょっと取り込んでるの。入部書類手続は後でね。」

 

だから勝手に決めてんじゃねーよ。(怒)

 

「あ、あのなぁ!俺は別にこの部に・・・・・

 

シャララァ〜〜〜♪

シャラララァ〜〜〜〜♪

 

!?

 

な、なんだ・・・・?

この音は・・・・・・・!?

 

『ッ!!・・・ふふふ・・・丁度いいわ。後は会長と話し合ってよ。』

 

「・・・・・・・。」

 

『おや?どうしたんだい?太田さん?急に静かになって。』

 

「おだまり!カスッ!!」

 

『なっ!?』

 

「・・・・・・・拓也・・・今日、来てたの?」

 

『あぁ。会長には直接今日のこの執行を伝えてある。』

 

『・・・・相変わらず・・・・登校が遅い人だね。』

 

『矢川ッ!口を慎みなさいっ!』

 

「め、めがねぇぇ〜〜・・・ッ!!あ、あったっ!!」 かちゃっ

 

・・・急に生徒会の態度が大人しくなったぞ!?

 

「な、なんだ・・・?一体・・・・。」

 

ぎゅっ!

 

「ッ!?」

 

突然、服を誰かに握られたので驚いて後ろを振り返ると・・・

 

「つ、月島さん・・・?」

 

「・・・・・・お兄ちゃん・・・・。」

 

「はぁ!?」

 

バァンッ!!

 

!?

 

突然部室の扉が開き、エスニック風の女性二人が両扉脇から現れ、

赤い絨毯をコロコロとこちらに向けて敷いてきた・・・・。

その絨毯の上を一人の長身の男が・・・・。

 

「瑠璃子ぉぉぉーーーーッ!!!」

 

な、なんじゃぁーー!?

 

突然の男の咆哮に、思わず仰け反ってしまった。

・・・・・何だこいつ!?・・・・病気か何かじゃ・・・。

ッ!?待てよ・・・・。・・・・・・・・今、何て言った?

 

「瑠璃子ォォーーッ!!愛しい妹よッ!!

 お兄ちゃんが迎えに来たよぉぉ〜〜!!!」

 

・・・・何ですって? (汗)

キティガイ入ってる男は、相変わらず咆哮。

俺はゆっくり視線を男から月島さんに移す・・・。

月島さんは険しい表情で掴んだ俺の服に更に力を込める・・・。

・・・・・どういう事だ!?

男はゆっくり軽いステップを踏みながら、

直ぐ傍にいた一人の生徒会の人間に向かって。

 

「やはぁ。御勤め御苦労さん。」

 

『お、おはよう御座います!会長。』

 

「うぅ〜ん。朝っていうのは・・・すがすがしいねぇ・・・・。

 しかも!今日は一段とすがすがしい・・・!!・・・何故だか分かるかね?」

 

『は、はい!今日で哲学部の最後ですから!』

 

「チッチッチッ・・・・分かってないねぇ・・・君は・・・・。

 ・・・・・・それだけじゃあないだろ?」

 

『え・・・!?』

 

ぢりぢりぢりぢり

 

!?

 

ッ!!な、なんだっ!!これっ!!

突如、恐ろしく不快な頭痛が俺を襲った・・・・。

 

『あ、アヒャ!?』

 

「・・・・妹は・・・好きか?」

 

『 yes/no?・・・・[Y] 』

 

「ならば・・・・来いッ!!

 

『う、うひひひっ!妹マンセーッ!!』

 

・・・・・・何だ!?(;´Д`)

何が起こっているんだッ!?

・・・・これは夢?・・・・それとも・・・・・


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