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特級ッ!難解電哲 【ラピードα】

FM017 キティにXを代入すると月島兄

 

 

『KYAHAaaa−−−−ッ!!妹マンセーッ!!』

 

キ、キティッ!?

突如乱入してきた男が通りすぎた後、生徒会役員の一人が狂ったように叫び

頭を激しくシェイクしながら狂喜乱舞し始めた!

!?

俺には何が何だかさっぱり分からない・・・。

女子生徒会役員が慌てて男に近づき

 

『か、会長ッ!困りますッ!あまり役員に送信しないで下さいッ!!』

 

「ふっふふふ、岡島クン。ジョークだよ。朝のささやかなジョークだよ。」

 

会長と呼ばれた男はクルリと軽いステップを踏んだ後、

パチンッと指を鳴らすと

ぢりッ

つッ!

まただ・・!また先程の不快な頭痛が一瞬だけ起こり

 

『イモウトッ!イモウト・・・・・・・は・・・・・あ、あれ!?』

 

キティガイみたいに暴れていた生徒会役員は、急に我に返ったようだった。

 

「・・・・くっくくく。」

 

嘘のような話だが、確かに、今現実に、俺の目の前でこういった光景が展開されている。

よくは分からないけど・・・・この男は催眠術か何かが得意なのか!?

俺は後ろで怯えている月島さんに小声で囁く。

 

「・・・・・・アイツが例の生徒会長かい?」

 

「・・・・・・うん・・・・そして・・・・・・。」

 

「・・・・そして?」

 

「私の・・・・お兄ちゃん・・・・。」

 

「・・・・・・・そ、そう。」 (汗)

 

お、おほん。

さて、状況を整理してみるか・・・・。

哲学部っていう生徒会に反発してるクラブがあるんだよな?

で、それが月島さん筆頭の・・・・ま、まぁちょっとキテるクラブで、

その哲学部を潰そうとしてるのが生徒会・・・・・。

で、その生徒会会長ってのが・・・・月島さんの兄さん・・・・・・。

・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・。

ようするに・・・・兄妹喧嘩かよッ!!

 

「瑠ッ璃子ちゅぁ〜〜ん♪」 るんららー

 

・・・・これが本当に・・・月島さんの兄・・・・。

 

「さぁ!こんなクラブなんてさっさと捨てて・・・」

 

・・・・それ以前に・・・・これが生徒会長かよ・・・・。

 

「お兄ちゃんと一緒に帰ろう!!」

 

何処へだよ!?(汗)

 

うりーんうりーん♪

嫌な擬態語が聞こえてきそうな奇妙な歩き方で

月島兄が部室の中央へと足をすすめる。

 

「さ、て、と・・・瑠璃子ちゃんはどこかなぁぁ〜〜?」

 

ササッ

 

目の前にいた生徒会の奴らは、月島兄の視界の邪魔にならないように一斉に部室の隅に寄った。

・・・・なるほど、確かに強力な支配力があるな。

って、おいおい・・・この状態じゃ!

右手の方を見ると、沙織ちゃんが顔を真っ青にしながら

『早く、逃げてッ!』をジェスチャーしている!

・・・・・逃げて・・・・って何処へ!?

 

「瑠璃子ぉ〜〜〜♪」 すてっぷすてっぷ

 

月島兄と俺と月島さんが・・・・直線状に並ぶ形になってしまった。

・・・・・この状況は・・・・。(汗)

 

「瑠璃・・・・」 ぱちくり

 

俺と、俺の後ろで怯えている月島さんを見ると

月島兄はまるで奈良公園の驚いた鹿みたいな顔になった。

 

「・・・・長瀬ちゃん!・・・・に、逃げよ!」

 

「に、逃げよって!な、なんで俺がっ!?」

 

「なんじゃそりゃぁぁぁぁっ!!!」

 

びくぅ!

 

突然の月島兄の咆哮・・・やはり・・・狂ってる!

 

「る、瑠璃子・・・・だ、誰?ソイツ??」

 

ちょ、ちょっと何か・・・こいつ勘違いしてないか!?

俺は兎に角、変に事がこじれないように話しかけようとし、

 

「あ、あのっ!ぼ、僕は先日転入してきた・・・・おわっ!?

 

月島兄を見て、思わず悲鳴に近い大声をあげてしまった。

彼はガクガク震える足でエレクトしながら微妙にこちらに前進しつつ

 

「ル、ルリコ・・・?ダ・・・ダレ?ソイツハ?

 ・・・・・ソイツハ・・・・ナニモノダ?」 ガクガク

 

・・・・駄目だ・・・・完全に自分の世界に・・・・。

 

「お、お兄ちゃん・・・・もう帰ってッ!」

 

ッ!!月島すぁん!!

それじゃ火に油ッ!?

 

「き、きさまぁーーーーーー!!」←すでに裏声

 

「ちょ、ちょっと待って!俺は関係ないんだぁ!!」 (汗)

 

「私・・・・ッ!お兄ちゃんのとこには行かないッ!!」

 

「ワチのルリコに・・・・何をしたぁぁーーー!!」←血の涙

 

「知らねーっつーのッ!!」(;´Д`)

 

「瑠璃子ッ!い、今すぐそいつから離れなさいッ!!」

 

「・・・・嫌ッ!離れないもんッ!!」

 

「・・・いや・・・離れてください。」

 

まるで俺が結婚詐欺かなんかみたいなシュチュエーションじゃねーかよ・・・。

ッ!?

ま、まてよ・・・・?何かおかしくないか?

この2人って・・・兄妹だよな?

・・・・な、なんか・・・・兄の方から変質的なオーラを感じてしまうんですが・・・・・。(汗)

 

「キサマッ!キサマッ!!キサマーーーッ!!!」

 

ツカッツカッツカッ

 

九官鳥のような奇声を発しつつ、月島兄が俺達の方に歩み寄ってくる。

わわっ!よ、寄って来るな!き・・・気持ち悪い!!

 

「な、長瀬ちゃん・・・・こ、怖いよぉ・・・・!」

 

お、俺も怖い!

俺達と月島兄との距離があと2メートルというところで

突如生徒会役員達の間から

ス〜〜〜ッ

細く綺麗な足が伸びてきたと思うと・・・・・。

 

ドカァッ!!

 

「げぼあっ!?」

 

捻りを加えた強烈な蹴りを月島兄の脇腹に叩き込む。

ドンガラガッシャーン!

ベタベタな音を立てながら、本棚に吹っ飛んだ月島兄。

 

『か、会長!?』

 

『わわっ!?し、知らねーぞ!?』

 

ガラガラ・・・・ベシャン・・・・・。

 

「・・・・く、ククク・・・・だ、誰かなぁ?」

 

ムクリ

 

物凄い形相で散らばった本を払いながら立ち上がる月島兄。

その前へ1人の女性が立ちはだかった。

・・・・その女性は・・・太田さん。

 

「ッ!?・・・・か、香奈子ッ!?」

 

太田さんを見るなり、月島兄の様子がおかしくなった?

顔は青ざめ、心なしか体が震えているみたいだぞ?

 

「・・・・・・お久しぶり、変態クン。」

 

「・・・・・・か・・・かにゃこ・・・・・・・い、いたの?」

 

「・・・・えぇ・・・・先程からずっとね。」にっこり←嫌な笑み

 

「は・・・はうあ!?」

 

・・・・ど、どうやら二人は知り合いみたいだな・・・?





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