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特級ッ!難解電哲 【ラピードα】

FM021 氷結の朝

 

キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ンモ〜シニ〜テ〜♪

 

『おはよう〜♪』

 

『ねぇ!昨日の知ってる?』

 

『え?なになに?』

 

『やだ、知らないのぉ!?』

 

『哲学部と生徒会が衝突してたんだよ!』

 

『うっそ〜!マジィ!?ねぇねぇ、それで?』

 

『私すっごいとこ見ちゃった!

 生徒会長がね、太田さんに殴られて吹っ飛んでたの!』

 

『きゃはは!やだ〜!それ本当〜?』

 

『ホントだよ〜!すっごい人だかりできててね・・・・

 

ガラガラッ

 

『あ!期待の新人が来たよ!』

 

(クスクス)

・・・・・・・はぁ・・・・・。

昨日はあの後大変だった。

流石に騒ぎを聞きつけたのか、教師陣がやって来たおかげで

騒動も治まったけど、よく考えたらなんで生徒会との抗争の時に

あいつら来ないんだよ!(汗)

しかも、なんだかここ数日で有名人になってしまった俺は

知らない生徒からも声をかけられるようになった。

―登校時―

 

『よぉ!2年生!頑張れよ〜♪』

 

『あと1年耐えぬけよ〜!』

 

向こうから3年生とおぼしき2人組がニヤニヤしながら

俺に声をかけてきた。

 

「・・・・?今の誰だ?」 (汗)

 

首をかしげていると、今度は見知らぬ女生徒が

やってきて・・・

 

『あの、長瀬くん・・・・。』

 

「はい・・・・君は?」

 

『こ、これ、食べて下さい!』

 

と言うなり、小さな紙袋を差し出す。

 

「は?あ、あの・・・これ・・・?」

 

『クッキー焼いたんです・・・食べてくれますか?』 もじもじ

 

「はぁ・・・あ、ありがとう・・・。」

 

『せ、生徒会との戦い、頑張って下さいッ!!』

 

「何ッ!?」(;´Д`)

 

タタタッ

 

『きゃ〜!喋っちゃった〜♪』←遠くで自慢している

 

呆気。

・・・・・俺は相当の厄介事に首をつっこんだみたいだ・・・。

改めて、今日それを実感した!

 

『ヒソヒソ・・・・よくやるわね、彼ぇ〜・・・。』

 

『生徒会に目をつけられたらどうなるか知らないのよ・・・。』

 

・・・・・全部聞こえてるんだけどね。(汗)

教室を見回すが、まだ哲学部の連中は来てないみたいだな。

俺はさっき購買で買ってきた「こーしー牛乳」を片手に

屋上に向かった・・・。

カンカンカン・・・

ガチャ・・・。

 

「・・・・・・・あ・・・・。」

 

「・・・・おはよう。長瀬ちゃん♪」

 

月島さんがフェンスの前で以前のように佇んでいた。

俺の顔を見るとにっこりと微笑み、こちらへやって来る。

 

「今日は早いね。」

 

「うん。今日はいい電波が受信できそうだったから。」

 

「そ、そう・・・。」

 

「長瀬ちゃんの電波も途中から感じていたよ♪」

 

「へ、へぇ・・・。」

 

「♪」 ニコニコ

 

「あ、あのさ・・・俺の電波って・・・・・どうなの?」

 

「?」

 

「う〜ん、つ、つまり、どんな種類の電波なの?」

 

「え・・・・。」

 

一瞬月島さんの顔に曇りが見えたような気がした・・・・。

 

「長瀬ちゃんの電波は・・・とってもキレイなの♪」

 

「キレイ?」

 

「うん♪透き通ってて気持ちいいの・・・・

 

「へぇ、そうなんだ。」

 

「・・・・・・(でも)」

 

「ん?『でも』??」

 

「ッ!?な、なぁに?」

 

「月島さん、今『でも』って・・・」

 

「そ、そんな事言ってないよ〜〜!!」

 

「えぇ!?で、でも確かに聞こえたけど・・・・。」

 

「言ってないよ!長瀬ちゃんが聞き間違えただけだよう〜。」

 

・・・・そ、そう言えば・・・月島さんの口は動いてたっけ??

・・・・・空耳かな・・・?

 

「そっか、じゃあ俺の聞き間違いだよ。ごめんごめん。」

 

「クスクス。」

 

キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ンイイカゲンジュギョウウケロ〜♪

 

「そろそろ授業が始まるからから戻ろう。」

 

「あ・・ワタシ、もう少しだけここにいるよ。」

 

「そっか、じゃあ先に行くよ。」

 

「うん♪・・・あ!長瀬ちゃん、今日放課後の・・・

 

「分かってるよ。集合だろ?」

 

「うん。」

 

バタン・・・・。

ひゅうううう・・・・・。

 

「長瀬ちゃん・・・・長瀬ちゃんの電波は・・・・・ワタシ・・・ズルイな・・・。」

 

ツカツカ

 

「おっかしーなぁ、確かに月島さん言ったんだけどな〜・・・。」

 

カツカツ

・・・・・・・ッ!!

廊下の向こうから月島拓也がこちらへ向かってくる。

俺は思わずその場で立ち止まってしまった。

・・・・ところでなんでアイツ私服なんだ?

カツカツ・・・・

月島拓也はまるでゴミを見るかのような態度だが、

そのドス黒い瞳は俺をとらえたままそらそうとしない・・・・。

カツカツ・・・・

俺の横を通り過ぎて行く時・・・・

 

「貴様は御終いだよ。長瀬裕介。」

 

「ッ!?」

 

「ククク・・・・お前は危険だ・・・・消してやる。」

 

「それは毒電波とやらでか?」

 

「そうしてやってもいいが・・・ククク。」

 

カツカツ・・・・・

ちりッ

 

「ッ!?」

 

何かが・・・何かが一瞬俺の脳裏をかすめた・・・・。

瑠璃子アイシテル瑠璃子アイシテル瑠璃子アイシテル瑠璃子アイシテル

瑠璃子アイシテル瑠璃子アイシテル瑠璃子アイシテル瑠璃子アイシテル

瑠璃子アイシテル瑠璃子アイシテル真・瑠璃色の雪瑠璃子アイシテル

瑠璃子アイシテル瑠璃子アイシテル瑠璃子アイシテル瑠璃子アイシテル

 

「振り向けば隣にッ!?」 (汗)

な・・・何だったんだ?今のは・・・・??

 

 

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