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特級ッ!難解電哲 【ラピードα】

FM025 Iya〜/毒電波を、君に


日が沈み、夕焼けで赤紫に染まった空から

かなり痛い格好をした方々が降りてくる・・・。

オォォォォォーーーーーー

 

ドクデンプァシリーズ・・・・ッ!完成していたの・・・・!?」

 

「ナニアレ・・・?新手のコスプレマニアか何かかい?」 (汗)

 

「長瀬クン・・・ドクデンプァシリーズって言うのは・・・

 

・・・・・・・・・・。

 

「さぁ、俺の理想の兵隊達だ。香奈子ぉ・・・お前に勝てるかな?

 出来損ないのお前に・・・クク・・・ククククッ!」

 

『ま、まさか・・・毒電波搭載型を9体全機投入とは・・・ッ!』

 

『大げさすぎませんか?か、会長・・・?』

 

「ククク・・香奈子と共に滅べ、長瀬裕介ッ・・・!」

 

・・・・・・・・・・。

 

ぶぁさぶぁさ。

 

「拓也によって覚醒させられた生徒達よ。」

 

「覚醒?毒電波で操られてるんだろ?」

 

「・・・少し違うの。先程までの刺客達は、拓也によって

 完全に支配下におかれた人間達なの。」

 

「・・・・?」

 

「そうね・・・つまり分かりやすく言えば・・・

 

「言えば・・・?」

 

「TAIYOのグラスホッパーね。」

 

「・・・・分かんねーんだけど・・・。」

 

「ドクデンプァシリーズはね、拓也が本当に望んでいた兵隊。

 それは完全に毒電波の支配下におかなくても済む兵隊よ。」

 

「ッ!て、言う事は・・・ちゃんと意志があるのかい!?」

 

「そう。AIBOと同じね。」

 

「あれ意志ないじゃん・・・。」

 

「もう!飲み込みが遅いわね!貴方本当に私より頭が良いのッ!?」

 

「い、いや・・・そんな事言われても・・・。」

 

「つまり!アイツらは拓也の毒電波で脳内革命起こされて

 拓也に忠誠を誓った奴らなの!」

 

「・・・強いのか?」

 

「・・・・・・・・。」

 

「・・・マ、マジかよ。」(汗)

 

「私の予測が正しければ・・・アイツらは多分・・・

 自分の領域内でのみ毒電波を発生出来るはずだわ・・・。」

 

「えッ!?それってどういう意味だよ!?」

 

「ぶっちゃけ脳内ドーピングし放題って事よ。」

 

「あ、それは分かり易かった。ははは・・・。」

 

ぶぁさぶぁさ・・・

ドスンッ!

ドスンッ!

そうこう話している間に9人の毒電波使い達が

次々と俺たちの周囲に着陸してきた。

 

「なぁ・・・・太田さん。今思ったんだけど・・・。」

 

「なに?」

 

「こんな事してる間にさっさと逃げた方が良かったんじゃあ・・・?」

 

「私は男に背を見せて逃げるなんて、まっぴらごめんよ!」

 

「あ、そう・・・。」 (ι´Д`)

 

再び周囲を囲まれてしまった俺達。

傍から見たら、何かのカルト宗教団体みたいに見られてもおかしくない・・・・。

・・・・チッ。

俺はゆっくりと敵を見回した。

地面に降り立った9人のドクデンプァシリーズ達。

 

『エヘッ♪エヘッ♪・・・・ポーッ!!』

『・・・・太田香奈子くぁ?こいつは上玉だな・・・ゲヘヘ!』

『デンパッ!デンパッ!』

『ウ〜ン!充実電波ッ!伊藤●〜〜〜!!』

『アムロッ!逝キマ〜スッ!!』

『おぃ〜!阪神また負けてるYO〜!!』

『・・・・この世界から抜け出す扉を探しているのだ。』

『あぁぁぁぁぁイクゥゥゥーーーッ!!』

『なぁ、兄ちゃん。線だぜ?ククク、線が交わるところだぜ?』

 

・・・・あぁ、やっぱ電波入ってるな。

・・・ふと今疑問に思ったが、

 

「なぁ、あの羽って・・どうするんだろう・・・?」

 

と、俺が太田さんに語りかけようとした矢先

背中に装着?していたグライダーみたいな羽を、

せこせこ!

いそいそ!

・・・・・しまい出した。(汗)

 

「なんだか・・・律儀な連中だな。って、太田さんッ!?

 

だっしゅ!

 

となりにいたはずの太田さんは猛スピードで

一人のドクデンプァに特攻ッ!

 

『おわっ!?ちょ、ちょっと待てや!!まだ桧山が・・・』

 

どばきゃっ!

 

『シンジョ〜〜〜〜!?』

 

クルクル〜♪

太田さんの強烈な不意打ちに1体御臨終・・・。

 

「・・・・エーステ(1匹目)・・・!」

 

『き、汚ねぇ〜ぞ!てめ〜!デンパ!デンパ!』

 

「おだまりッ!9人がかりでいたいけな私に暴行しようと

 している輩に言われたくないわっ!」

 

いたいけは・・・嘘だと思う。

 

ウシャ〜〜〜〜ッ!!

 

羽をしまうのを止め、いっせいに俺達に襲い掛かる

ドクデン・・・・・あぁ!もう!言い辛い名前だなッ!

♪―BGM  Passing Sky―♪

 

「ドリャァァーーーッ!!」

 

ブンッ!

グシャア!!

 

『ララアッ!?』

 

「2匹めぇーーッ!!」

 

太田さんの消火器が華麗に舞う!

二人目のドクデンプァをお仕置きした直後、

俺の視界に木の上から今まさに飛び掛ろうとしている

一人のドクデンプァの姿が入った。

 

「太田さんッ!上からだ・・・・!」

 

「ッ!?」

 

『アウッ!フズベーッ!!』

 

ヒュ〜ッ!

劇場版ビ●ップのヴィンセ●トのごとく襲い掛かる三人目!

 

        ねがぽじ 
「性別反転ぃぃーーッ!!」

 

ガッ!

とっさに反撃をかけた太田さんだったが、

消火器はおしくも3人目の肩をかすっただけ・・・。

3人目は左手で太田さんの右手首に激しく手刀を叩き込む。

 

「きゃ!」

 

流石の彼女も思わず手にしていた消火器を手放してしまった。

ゴトンッ・・・ゴロゴロ・・・。

 

『ひゃはは!ぶらっくおあほわいとっ!!』

 

3人目の異様に筋肉が盛り上がった右手が太田さんの顔面を掴む!

まずいッ!多分相当な握力で潰しにかかるぞ!

 

「くぅ、こ、このぉぉーーーッ!!」

 

ガッ!

太田さんは勢いを利用して逆に3人目に・・・巴投げ。

 

『むーんうぉーくッ!?』

 

「おわっ!?」

 

こちらに投げ飛ばされてきた3人目を咄嗟に俺はよける!

ゴシャー!

・・・・3人目はその先に設置されていた湿度計箱に神風。(汗)

 

「長瀬くん!!消火器をとって!!」

 

4、5人目と激しくシバキ合いながら太田さんが叫ぶ。

 

「わ、分かったッ!」

 

急いで5メートル先に転がっている消火器に向かう俺。

・・・ところが。

ザッ!

 

「ッ!!」

 

『しょ、しょ、消火器取りに・・・イクゥゥゥーーーーッ?』

 

・・・・・誰か助けてくれ。

 

「ッ!長瀬くんッ!逃げなさいッ!!」

 

「無理だっつーのッ!」

 

『極楽イクゥゥーーーー?』

 

グワッ!

6人目が俺に襲い掛かる!

 

「クッ!ええいままよ!!」

 

俺はとっさに横に飛びのきつつあびせ蹴りのバッタもんを繰り出す!

 

ボゴッ!ちり

 

『イ、イクゥゥゥ〜〜〜〜!?』

 

ッ!幸運なことに6人目の喉にカウンター気味に決まったようだぞ!?

 

―再び屋上―

 

『・・・・ッ!!ドクデンプァ・シリーズを倒しやがった!?』

 

『馬鹿な!?データによると長瀬裕介は一般生徒のはずだが?』

 

「・・・・・・・。」

 

『ナンバー6のメンテナンスを怠ったのか?』

 

『そんな事はない!シリーズのコンディションは万全だった!』

 

ぢりぢりぢりぢりぢりッ!!

 

『うわッ!!』

 

『か、会長・・・ッ!!』

 

「・・・・・ドクデンプァ・シリーズは常人の打撃くらいでは
 

びくともしないよう脳内ドーピングが施されてんだよッ!!』

 

『ッ!?』

 

『だったら何故ッ!?』

 

「・・・・・野郎・・・・!面白いじゃないか!!ク、ククク・・・」

 

―再び中庭―

 

「長瀬くん!大丈夫!?」

 

「あ、あぁ、なんとか!」

 

「・・・・ふふふ・・・やはり貴方・・・・

 

『線が交わるところだYOO−−ッ!!』

 

ブンッ

 

「ッ!もう!しつっこいわねッ!!」

 

ガッ!

ガガッ!

俺は7、8人目の猛攻から必死に逃げつつ

太田さんの近くまで何とか消火器を持って来れた。

 

「太田さんッ!消火器だッ!!」

 

ぶんっ

 

「ありがと!」

 

ぱしっ

 

『線がぁぁぁーーーッ!!』

 

        エイエソ
「初回回収ーーーッ!!」

 

どぐわしゃ!

 

『ぷっつりーーーッ!?』

 

バタッ・・・・・・。

俺と太田さんは背と背を向かい合わせた。

 

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・!」

 

「き、君こそ大丈夫かよ?かなりキツそうだぜ。」

 

「さ、流石にキツイわね・・・・残り3体・・・・。」

 

ジリジリ・・・・

のこり3人が間合いを詰めてくる。

 

『デンパ!デムパ!デンパ!』

『・・・・蝶が見えるんだ。』

『充実した電波を君に。アフゥ〜♪』

 

・・・・もしかして万事休すか・・・・?

突然、ドクデンプァ・シリーズが不気味な声で話し掛けてきた。

 

『・・・・太田・・・何故拓也さんに逆らう?』

『クク・・・女の意地ってか?デンパッ!』

『何が不満なんだ?充実した生活を送れるんだぞ〜?』

 

「・・・・・・・笑わせないでよ。人としての尊厳も誇りもないじゃない。」

 

『・・・・馬鹿か?貴様。安心が約束されているんだぞ?』

『絶対の安心だ・・・クケケ!デンパもッ!』

『今のお前は充実してるのか〜?』

 

「・・・・・・・本当に哀れね。貴方達って。」

 

『・・・・無駄のようだったな。』

『死ぬしかないな。太田。デンパッ!』

『残念だよ。お前の心は充実してないな。』

 

ドクデンプァ・シリーズが殺気だつ!

 

「太田さん、ヤヴァイんでないかい・・・・?」(汗)

 

「・・・・ふぅ・・・仕方ないわね。」

 

ゴソゴソ

太田さんはスカートの中に手を突っ込み何かをしている・・・。

 

『・・・?』

『・・・なんだぁ?』

『・・・何してんだ貴様ぁ〜!?』

 

モゾモゾ

 

「・・・・あん。」

 

ぴっ♪

 

「な、何してんの?」(汗)

 

「これよ、これ。」

 

スカートから抜かれた手に持たれていたのは・・・・携帯電話。

 

「け、携帯・・・電話・・・・。」

 

「そうよ。・・・もう来る筈なんだけど。」

 

「来る?」

 

ちりちりちりちりちりちりちりちり

 

「!?」

 

『!?』

『!?』

『!?』

 

「・・・・ほら来た。」 にっこり

 

グォン!

 

「長瀬ちゃん!」

 

「香奈子ちゃん!大丈夫ですか!?」

 

「ッ!?ちょ、ちょっと何!?これ!?私一体・・・・って、あれ?ここって・・・。」

 

突然俺達の目の前に現れた哲学部一同・・・。

 

「え・・・!?あれ・・・!?お、おいおい・・・・。」 (汗)

 

「タイミングばっちりね。瑠璃子。」

 

「うん♪打ち合わせどおりだよ♪」

 

『な、ななな・・・・!?』

『・・・デ、デムパッ!?』

『・・・・充実・・・!』

 

突然の出来事に驚きを隠せないドクデンプァ・シリーズと・・・俺。

太田さんは冷たく微笑み、彼らに言い放つ。

 

「形勢逆転ね。ドクデンプァくん。」 にやり

 

「・・・・・ナニソレ?」



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