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特級ッ!難解電哲 【ラピードα】

FM029 彼女が包帯を巻いた訳 −その3−

 

 

「長瀬くんッ!伏せてッ!!」

 

「そらッ!!」

 

「あら、心得てるわね?・・・・おりゃぁぁッ!!

 

太田さん渾身の墓石スイングが唸りをあげた!

ブゥゥンッ!

どがっ!

どこっ!

 

『おだむどうッ!?』

 

『はむにゃしんきょうッ!?』

 

俺達周辺にいた雑魚集団を一掃。

太田さんはそのまま遠心力が抜けきっていない墓石を抱え、

バランスを崩しながら月島兄のところへ!

 

『しゃぁぁぁ!』

 

その間、仮面集団の攻撃を俺は何とか避け続ける。

・・・・なるほど、確かにこいつら素早いけど

動き自体は単調だな・・・・。

久しぶりに灰色の脳細胞が役に立っている。

分かる・・・・

大体こいつらが次にどう動くのかが・・・!

 

「ごめんなッ!!成仏してくれ!!」

 

ズボッ

俺は身近にあった卒塔婆を引っこ抜き応戦。

ブンブンッ!!

バキャッ!

・・・・・ばきゃ?

 

「いやぁ!?お、折れた・・・!」 (汗)

 

腐っていたのかどうかは分からないが真中からぺっきり折れた卒塔婆・・・。

おぉぉぉぉぉぉ

なんだか安らかに眠っていらっしゃった方の恨みの声が聞こえた気がする。 (汗)

仮面集団は手に持った鉄製と思しきヨーヨー

物凄い速度で振り回してくる。

 

「ちっ・・・・!少女鉄仮面伝説か・・・・!」

 

太田さんの援護はまだなのか・・・!

焦る俺が視線を移す先では、今まさに死闘が始まろうとしていた。

 

「拓也ッ!貴方を・・・殺します!!」 

 

「チッ、この死に損ないがぁぁ!!」

 

太田さんが墓石の先端を地面に引きずり、火花を散らしながらブラックレインばりに特攻。

次の瞬間・・・・・・・・。

ひゅん!

バガァァーーン!

 

「きゃっ!」

 

月島兄の両サイドから突如何者かが飛び出し、

彼女に強烈な蹴りを見舞った。

太田さんもとっさに墓石で防御したが、

粉々に墓石は蹴り砕かれ、その衝撃で彼女は地面にもんどりうつ。

 

「・・・つ・・・〜〜!!」

 

「お、太田さんッ!!」

 

し〜〜〜〜〜ん。

急に仮面集団が怯え、攻撃が一斉に止んだ。

・・・・な、なんだこいつら!?

気が付けば月島兄の前に2人の男が佇んでいる。

 

『さすがはプロトタイプ・・・・判断能力、俊敏性。』

 

『ドクデンプァ・シリーズを倒しただけの事はあるな。』

 

不敵な笑みを浮かべながら、何故かポーズは荒木チック

 

「な、なに・・・こいつら・・・!?」

 

「クククク、俺の忠実な下部さ。ハイ・グレード・ドクデンプァの・・・・

 

『フフフ・・・・サカガミだ。』

 

ミツオカです。ヨロシコ。』

 

『『2人合わせて、誰彼だ。』』

 

・・・・また変なのが出てきたよ・・・・。

 

「そう・・・・。屋上でマジマジと私を観察してたのは貴方達ね?」

 

『初めまして、プロトタイプ。こうしてお手合わせ出来て光栄ですよ。』

 

『てっきりドクデンプァで事足りると思ってたが、誤算だったぜ。』

 

「・・・・ハイ・グレード・ドクデンプァまで完成していたなんて・・・・。」

 

「ククク、甘いよ香奈子。俺のプロジェクトDはお前の予想より進行しているんだよ!」

 

・・・・ハイ・グレード・ドクデンプァだって!?

って事は・・・先日の奴らよりも・・・強いって事ですかッ!?(汗)

 

「ハーハハハ!さぁ、あがけあがけッ!俺にパンチを喰らわしてみろよッ?」

 

「・・・・・ギリッ。」

 

・・・・じゃり

 

!?

 

しまった!

奴らに気を取られている間に仮面集団にすっかり囲まれてしまった・・・・。

う、麗しき仮面の招待状・・・・。

 

『さぁ、強化兵どうしで楽しもうじゃないか。』

 

『サカガミ・・・・少しは加減して下さいよ?』

 

誰彼コンビが太田さんににじり寄る。

彼女は少し陰りのある微笑を浮かべると

 

「・・・・あ〜あ・・・このドレス・・・・お気に入りだったんだけどな・・・・。」

 

何とか・・・・何とかしなければ・・・・・!

 

「えりゃあぁぁぁ!!」

 

バァァンッ!!

・・・・え?

突然、タイヤがパンクしたような凄まじい音が聞こえたかと思うと

ビュンッ!!

俺の横手を・・・何かが飛び去った・・・と思った瞬間!

どかぁッ!!

 

『オレンジッ!?』

 

何かがハイグレード(以下略)の片割れの顔面に直撃。

 

『なッ!?なんだッ!?』

 

ひゅん・・・

ばきぃぃ!!

 

『カニミサイルッ!?』

 

呆気にとられていた残りのハイグレード(以下略)にも、再度飛来。

 

「な、なんだとぉぉ!?」

 

月島兄の咆哮・・・・。

ぽーん・・・・ぽんぽん・・・・ころころころ・・・・。

飛来したものはバウンドして、やがて俺の足元へと転がってきた。

 

「こ、これは!?バレーボールッ!?」

 

「お待たせぇ〜♪」

 

聞き覚えのある声が背後から聞こえてくる。

振り返った俺は、嬉しさと驚きで声がちょっと裏返ってしまった。

 

「沙織ちゃんッ!?」

 

「やっほ〜裕くん♪・・・ステキな場所でデートね♪」 虎羅。

 

は・・・はうあ。






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