行き当たりばったり東鳩SS

(そのままのたれ死ぬかも・・・・(笑))

 

第一章 横須賀

やはぁ。俺は藤田浩之。

現在高校2年、まさに青春まっさかりハッピーライフを送っている。

っと、言いたい所だが。実のところ最近かなりブルーになっていて・・・。

原因は、、、、なんっつーか、まぁあまり大きな声で言えないんだが

幼馴染のあかりって言う女の子がちょっとな・・・・・。

こいつはぁ、まぁ、なんだ。ガキの頃からの腐れ縁ってやつかな?

兎に角、幼稚園の頃くらいから小・中・高とずっと一緒の学校に通ってた事もあってか、

すっかり兄妹みたいな関係になってたもんで、朝起こしに来てくれたり、シーメを作ってくれたり色々と世話になった。

俺の日常生活に、なにかしらあかりが絡んでる様なもんだったよ。(苦笑)

で、そのあかりなんだが、、、、、、、、。

ゴクッ)←唾を飲みこむ

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、かなりYABAIんだ。

なにが?どういうふうに?って聞かれると表現がムズかしいんだが、

例えるならエンドレスで確変が止まらなくなったモンスターハウスってところだ。

おかしくなったのは2年の新学期が始まった頃くらいからだと思う。

そうだ、あれだ、、、、トレードマークのおさげから髪型を変えた日くらいからだ!

とりあえず、俺に対する視線が怖いんだよ。

なんっつーか、病んでる人みたいな目をしてて、まぢでトラウマになりそうなんだよ。

すっげーいい例えがあるぞ!夜中トイレに行く時見た雛人形みたいな目ッ!まぢで呪いをかけられそうだ。

(ちなみにガキの頃見た親戚の家の雛人形も、トラウマになってるけどな。)

 

あと行動もおかしい。

俺の行く先々で先回りしてるのか?!っていうぐらい、激しくエンカウントする。

例えば、俺が友達の芹香先輩とオカルト関係の書籍を探しに、隣町まで行った時だ。

隣町にある書店は、言わば場末の古本屋で、まぁ、、、閑古鳥が鳴いてたな。(苦笑)

唯でさえ客の出入りが無いのに、俺と芹香先輩が店内でオカルト本を探していたら・・・・・。

「あっれ〜!?浩之ちゃん?」

と、よく聞いた声が背後から聞こえたんだ。

恐る恐る振り返ってみると、、、、、、、、『あかりが現れた!!』よろしく立っていらっしゃいました。(涙)

「あ、、、、あかり、、、、、ナニしてんの?」

と俺が尋ねたら、

「わたしは、御料理の本を探してたんだよぅ♪すっごく奇遇だね。」

ってのたまいやがった。

「おんどりゃーっ!!白々しいんじゃぁー!!」

っとキレそうになったが、彼女の目がイッちゃってたのでとても言えない。

その後、俺は芹香先輩を誘ってヤックでハンバーガーでも食べようとしたら

何故かあかりもついて来て、そして何故か素晴らしく邪魔された。

っと、まぁ、エピソードを話し出したらキリがないのだが

あまりのストーカーっぷりに、流石に俺も不安でいっぱい♪

 

そういう経緯で今に至るが、正直ツレの誰かに相談しようか思う。

まず男友達から相談しようと一瞬考えたが、雅史ぐらいしか思いつかなかった。(笑)

雅史はダメだ。

こいつはこいつで、なにか頭のネジが取れている。時々一緒にいると悪寒が走るので嫌だ。

癪だけど、しょうがないので志保に相談しよう・・・・・。

アイツならあかりの親友だし、なにかしらの原因も知ってるかもしれない。

ようし、明日学校で相談するか、、、、、、、。

 

(つづく)