愛と幻想のふぁしずむ

カルラ、その愛ゆえに ―その10―

 

わいわいがやがや

夜の帳が降り立った皇都は

未だに活気が満ち溢れ、トゥスクルの民も

旅の疲れを癒す商人達もみな一様に

食を楽しみ、宴に酔いしれている。

どこぞの女皇さまに随分と破壊された皇殿内も

笑い声と唄い声に満ち溢れていた。

パチパチ・・・・

くべられた薪に炎が踊る。

 

「姐さ〜ん!肉はまだスか〜!?」

 

「クスクス・・・。はい、今持ってきますからー。」

 

たまには外でメシを食べるのもいいだろうと

私がちょいと粋な提案をしたので、

普段は歩兵衆の訓練などに使われている広場にて

肉や野菜、魚などを炎で炙って食べ、酒を楽しんでいた。

 

「はい、あるじ様・・・♪あ〜ん♪」

 

カルラが焼かれた肉を持って私に食べさそうとする。

 

「あ・・・あぁ。」

 

私がカルラの持った肉を口に入れようとすると、

 

「ま、待たれよ!」

 

と言いながらトウカがそれを横取り。

 

「な、なんですの!貴方は!」

 

「聖上、某が毒味をしてからで御座います!」

 

「いや・・・あの・・・わざわざかようなものまで

 毒味をせんでも・・・・。」 (汗)

 

トウカは私の言う事を無視して、肉を1、2キレ

モグモグと口にする。

・・・そして。

 

「もぐもぐ・・・ひゃい。毒はないひぇふ。」 (はい、毒はないです。)

 

「あ、ある訳ないでしょ!」

 

カルラがムッとしながらツッコみを入れる。

すると、トウカが今度は何を思ったのか、

急に頬張った口を私に向けて

「ん〜♪」と言いながら顔を近づけてきた。

 

「お、おいッ!?」

 

「ひぇいひょう・・・・ひょうぞ♪」 (聖上・・・どうぞ♪)

 

ポッ♪と顔を赤らめるトウカ。

・・・口移しでおじゃるか・・・。 (汗)

 

「・・・・・・。」←カルラ

 

「ん〜〜〜♪」

 

・・・・やれやれ、愛い奴よ。おっほっほ♪

まろも「ん〜〜♪」と口を運んだ矢先。

 

ボスッゥ!!

 

「OJALッ!?」

 

脇腹にカルラのぷぁんちが炸裂。

 

「・・・ッ!!ゴックン。せ、聖上ッ!?如何致しましたかッ!?」

 

悶絶する私をあたふたとトウカが介抱するところへ・・・更に

ジョォォォ〜〜〜〜♪

!?

突然、頭上にお茶(熱湯)が容赦なく注がれた。

 

「あ、あづぁぁぁあ!?」

 

「・・・すまん。手が滑った。許せ。」

 

何時の間にか背後にクーヤが立っていた。

っつーか、その逆さまに持たれた湯のみは明らかに不自然では?

 

「・・・相変わらず凄まじい光景ですね・・・。」 (汗)

 

ベナウィが哀れむような瞳でこちらを見つめながらも、

黙々と上等の肉ばかりを食べている。その反対方向では

 

「てめぇ!!これはオレの肉だぞーーッ!!」

 

「やかましいッ!こういうもんは早いもん勝ちってのが相場なんでいッ!!」

 

うばしゃぁぁぁ〜〜!

相変わらずオボロとクロウが夕飯如きで骨肉の争いを繰り広げていた。

私は取りあえず、カルラとトウカの席から逃げるように立ち上がると、

端の方でサクヤと共に食べているクーヤの傍に腰を降ろした。

 

「アツツツ・・・・。やれやれ全く、騒々しいもんだ。

 ・・・・・クーヤ、食べてるか?」

 

「あ!ハクオロ様ぁ〜。はい♪とっても美味しいですぅ〜♪」

 

サクヤがニコニコしながら舌鼓を打つ。

 

「ははは、そうか。それは良かった。・・・クーヤはどうだ?」

 

「・・・・・・お、おいしいに決まっておろう。」 もぐもぐ

 

「そうか。いや、クンネカムンの民の食事というのは

 あまり知らないので、口に合うかどうか心配したぞ。」

 

「・・・・・・・もぐもぐ。」

 

「・・・・ク、クーヤ様・・・・あ、あはは。」 (汗)

 

うーむ、ひょっとしてまだ御機嫌斜めなのだろうか?

私が苦笑しながら酒をクイッとあおっていると、

 

「・・・ハクオロ・・・。」

 

「ん?なんだ?」

 

「・・・・・羨ましいな。」

 

「?」

 

「余は・・・・このような楽しい食事は、初めてぞ。」

 

「クーヤ様・・・・・。」

 

・・・・・・クーヤ。

ぽつりと呟かれたクーヤの本音に、私はニコリと笑うと

 

「ははは。なんならたまに来てメシを食べていけ。」

 

くしゃくしゃとクーヤの頭を撫でる。

 

「お、お主はッ!また余を子供扱いするのか!」 ぷぅ

 

クーヤがふくれっ面で、ぺしぺしと私の膝を叩いた。

 

「いや、別に私はそんなつもりで!?」

 

「クスクス・・・・。」

 

サクヤが楽しそうに笑った。

 

「ふふふふ。」

 

「・・・・・・・。」 にっこり

 

私とクーヤも笑い、和やかなムードで余は満足でおじゃるよ。

 

!?

 

さ、殺気・・・・!

 

ジーーーーーーーーーーッ。

 

「は、はうあッ!?」

 

目線を上げた先には、トウカとカルラが

絶対零度のような眼で私を睨んでいた。

 

「なんだか、あるじ様、凄く楽しそうですわねぇ?」

「そうだな。聖上は某達と一緒だとつまらないんでしょうな。」

・・・・・。(;´Д`)

「やけにあのクンネカムンの女皇に優しくなくって?」

「うむ。某もそう思う。」

「ほんと、切り替えが上手いわねぇ〜。あるじ様って。」

「某が御子を宿していたのなら、あれほど優しくしてくれただろうか?」

 

「「ねぇ〜?」」 オホホホホホ

 

・・・・・ク・・・一気に場をシラケさせおって・・・。

しょうがないなぁ・・・・。

私はムクリと立ち上がると、ヘコヘコとカルラ達の席に戻った。

 

「・・・・ただいまでおじゃる。」

 

「あら?あるじ様!いいのですか!?」

 

「某達に気を使って頂かなくても宜しかったのですよ!」

 

「お前達なぁ・・・・。」 (苦笑)

 

その後はウルトやユズハの御機嫌取りに伺ったり、

アルルゥ達のおもちゃにされたり、大変だった。

 

「ユズハちゃん?」

 

「・・・・もくもく。」 (怒)

 

「あんの〜?」 (汗)

 

「・・・・ハクオロ様、嫌いです。」 ぷん

 

「そ、そう言わずに機嫌を直すでおじゃるよ〜?」

 

「・・・・・・。」

 

「そ、そうだ。ユズハも一度、市に行きたいと言っていただろう?」

 

「・・・・!」

 

「今度、私が連れて行ってあげよう。」

 

「ほ、ほんとですか?」

 

「あぁ・・・約束だ。」

 

それを向こうの方で聞いていたオボロが突然

焼き魚を口に咥えながら乱入。

 

「あ、兄者ァァーーッ!!」

 

「おわっ!?な、なんだオボロ!?」

 

「だ、だからユズハは身体が弱いんだぞ!

 市など人込だらけじゃないかッ!!」

 

「い、いや・・・別にそれくらい大丈夫だろう?」

 

「それが甘いって言うんだ!それに空気も悪いし万が一・・・・

 

「・・・・嫌いです。」

 

「!?」

 

オボロが口から魚をポロリと落とす・・・・。

 

「ユ、ユズハ・・・今、なんて・・・?」 (カクカク

 

「・・・そんな事言うお兄様、嫌いですッ!!」

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁああああーーーーッ!!!」

 

オボロ、号泣しながら全力疾走。 (汗)

 

「わ、若様ぁーー!?」

 

「お待ち下さいーーッ!!」

 

「ふ・・ふふ・・・ふはははは!

 和樹ィィーーーッ!!まい・同志ッ!!

 次回のこみパこそ、宿敵、大庭詠美を超えるのだーーーッ!!」

 

「わ、若様が壊れたッ!?」

 

「若様!!御気を確かにッ!!」

 

物凄い速さで何処かへ行ってしまうオボロを懸命に追う

ドリィとグラァ・・・うーん。健気だ・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

「やぁ・・・ウルト。」

 

「あら、ハクオロ皇。」 にっこり

 

・・・にっこりスマイルで迎えるウルトだが、

・・・まろは知っているでおじゃる・・・・。

この微笑みがただの営業スマイルだと言う事を・・・・。 (汗)

・・・・怒っている。激シク怒っているでおじゃるよ・・・。

 

「あ、あのぉ〜、ウルトさん?」

 

「はい?何でしょうか♪」 ゴゴゴゴ

 

「そ、その、今回は色々と迷惑をかけてすまなかったな。」

 

「・・・・・・・・・。」

 

カチャリとウルトは無言で食器を置くと

急に膨れっ面になってそっぽを向いてしまった。

 

「私・・・結構、本気なんですよ・・・・?」

 

「・・・・・・・・あぁ、分かっている。」

 

「私だってその気になれば、オンカミヤムカイの皇女の位なんて・・・

 

「ウ、ウルト・・・滅多な事を口にするな。」

 

ぽてん。

ウルトは無言のまま、私の肩に頭をもたれかける。

 

「ウルト?」

 

「・・・御免なさい。暫らく・・・このままで。」

 

「・・・・・・・・。」

 

・・・・・・・・・・最近切に思うのだが、

・・・・・・私は自分がジゴロに見えて仕方が無い。 (汗)

暫らくしてウルトは満足したらしく、私は彼女の傍を離れた。

 

「さて・・・最後はエルルゥか・・・。」

 

「何で私が最後なんですか・・・?」 (怒)

 

「おわッ!?」

 

私が溜息をつきながらそう呟いた真ん前に

エルルゥが膨れっ面で立ちはだかっていたのだ。

 

「ヤ・・・ヤハ・・・エルルゥ。メシクッタカ?」 (カクカク

 

「まだ食べてませんよ。用意で忙しかったですから。」 ぷぅ

 

「いや、忙しそうだったから、最後にしようかと・・・。」

 

「どうだか・・・・。ハクオロさんの事だから

 一番私が言い辛くて、最後に廻したかったんじゃないんですか?」 ジロリ

 

・・・・う。遠からず近からず・・・・。

グゥ〜〜〜。

 

「・・・・あ!」

 

突然、エルルゥのお腹の虫の声が聞こえてきた。

かぁぁぁ!

エルルゥの顔が真っ赤になる。

 

「ははは、さぁさぁ、早く御飯を食べよう。」

 

「も、もう。調子いいんですから・・・・!」

 

殿内への石段に2人して腰掛けた。

手前に見える焚き火ではみなが酒盛りを始めて盛り上がっている。

 

「一番、オボロ・・・・唄います!」

 

「わ、若様〜呑み過ぎですぅ〜!」

 

「いいぞー!オボローー!!」

 

「やれやれ・・・。」

 

『朝はやっ苦〜!めっざめ〜た〜!今日はいい天気〜YO!

 貴方と、ポッチーッ!つれってー!あの山目指そう〜!!』

 

「カーーーン♪」

 

「ひっこめ!下手糞ッ!!」

 

「んだと!?こらーーッ!!!」

 

そんな光景を眺めながら、私は杯に酒を注ぐ。

その傍らでエルルゥはもくもくと御飯を食べていた。

 

「・・・・・。」

 

「・・・・・。」 もくもく

 

「「あの。」」

 

「な、何だい?エルルゥ?」 (汗)

 

「ハ、ハクオロさんこそ何ですか?」 (汗)

 

「んぐ・・・いや・・・そのぉ・・・・

 こうしてエルルゥと2人きりっては、久しぶりだな。」

 

「・・・そ、そうですね。昔は結構・・・あったんですが・・・・。」

 

「・・・・・・・。」

 

「・・・・・・・。」

 

「・・・・・ハクオロさん。」

 

「ん?」

 

「はい・・・あーーん♪」

 

「お、おいおい。」

 

「昔・・・ハクオロさんが大怪我してた時、こうやって

 私が食べさせてあげましたよね?」

 

クスクスとエルルゥが笑う。

 

「ハハハ、そう言えばそうだった。

 あの時は流石に恥ずかしかったな・・・。」

 

「・・・・・・・・・。」 ぽふっ

 

エルルゥが私の膝に頭を乗せてきた。

・・・・私は黙って彼女の髪を優しく撫ぜ続けた。

・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・。

 

夜も深まり、皆も寝静まった頃。

私はふとした事から目が覚めてしまった。

もう一度寝ようと試みたが、どうも目が冴えてしまって

なかなか眠れない。

仕方がないので、酒瓶を片手にヘコヘコと私廊下を歩いていると・・・・

向こうの方で人影が見えた。

近寄ると・・・カルラが座っており、今宵の満月を

ぼぉ〜っと見つめていた。

 

「・・・・・カルラ。」

 

「・・・・・ッ!?あ、あるじ様?」

 

「何をしているんだ?」

 

「ふふふ・・・今宵は中々寝付けなくて、

 ちょいと外の風に当たっておりましたの。」

 

「そうか・・・隣に座ってもいいか?」

 

「えぇ・・・どうぞ。」

 

よっこらしょ。

腰を降ろすと同時にカルラがちょこんと

私の膝の上に座って、首に腕を絡みつけてきた。

 

「あ・・・・あのぉ・・・。」 (汗)

 

「なんですの?」

 

「酒が飲めないのだが・・・・。」

 

「ふふ・・・私が晩酌して差し上げましてよ?」

 

トクトクトク・・・・。

カルラに晩酌してもらい、クイッと酒をあおる。

あぁ・・・・微妙に足が痺れてきたぞ。 (汗)

 

「ふぅ・・・・今宵はまた綺麗な月だな。」

 

「・・・・・・・・。」

 

「カルラ・・・・?」

 

カルラは遥か南東の方角を見つめていた。

・・・・・・・。

 

「カルラ・・・・國が気になるか?」

 

「ッ!?」

 

カルラは一瞬驚いたような表情を浮かべたが、

自嘲気味な笑顔を浮かべ

 

「ふふ・・・私は剣奴(ナクァン)。

 國など御座いませんわ・・・・。」

 

「無理をするな。・・・弟が気になるのだろう?」

 

「・・・・・・・・・さぁ?どうでしょうか・・・。」

 

少し寂しそうな笑みを浮かべながら、カルラは杯に酒を注いだ。

トクトク・・・・グイッ。

・・・・・・・・・・。

 

「・・・強情っぱりだな。」

 

「あるじ様には負けますわ。」

 

「ま、そんなカルラが好きなんだがな。」

 

「・・・・・・・〜〜〜。」

 

カルラがほんのりと顔を赤らめながら俯いた。

・・・・・・・・。

・・・・グイッ。

 

さてと、なんだか酔いが回ってきたな・・・。

 

「・・・・カルラ、そろそろ

 

「・・・・・・・・・。」

 

「カルラ?」

 

カルラはそのまま寝てしまったらしく、

スースーと、寝息を立てていた。

 

「やれやれ・・・しょうがないな。」

 

よっと。

私はカルラを担ぎ上げると渡り廊下を後にしたのだった・・・・。

・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・。

 

チュンチュン・・・・。

 

「う・・・う〜ん・・・・昨夜は・・・呑み過ぎたでおじゃるぅ・・・。」

 

私が痛む頭を抱えながら、布団から起き上がると・・・・

何故かとなりにカルラが寝ていた。

 

「ふぁ!?な、何ッ!?」

 

慌てて、ペラリと布団をめくると・・・・

そこにはカルラの一糸纏わぬ姿が・・・!!

 

「は、はぁあ〜〜!?」

 

『ハクオロさ〜〜〜ん?起きてますかぁ〜〜。』

 

階下からエルルゥの声が聞こえてきた。

 

「う・・・う〜ん・・・あら、あるじ様。」

 

ようやく目覚めたカルラが欠伸をしながら、背伸びする。

 

「お、お主ッ!?何故ここに?って言うか、何故裸でおじゃるか!?」

 

「・・・・はて?なんででしょうね?」

 

「ま、まろもよく分からぬぞ〜!?」

 

『ハクオロさぁ〜ん?』

 

『ハクオロ、余はそろそろ帰るぞ?』

 

ドカドカ

 

『あ、ちょっと!クーヤさん!』

 

『ク、クーヤ様!勝手に上がっては・・・

 

『よいではないか、ハクオロ、起きておるのか?』

 

ひ、ひぃぃぃ〜〜〜!!

クーヤたん達が上がってくるでおじゃるよ!!

 

「ま、まて!!まろはまだ着替え中で・・・

 

シャーーーーーー♪

 

「ハクオロ!早く起きぬか。余が起こしに・・・・

 

「ハクオロさん、ごめんなさい。(苦笑)

 クーヤさんを止めたのですが・・・・・

 

し〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん。

 

ドスーーーンッ!!

バターーーーンッ!!!

ドカドカァーーーーッ!!!

 

「んぁ?なんでぃ?」

 

「・・・さぁ、なんだろうな?」

 

広間ではベナウィとオボロとクロウが

既に朝食を食べている最中だった。

ズダダダダダ!!

ベナウィが味噌汁をすすっていると、

奥から必死の形相のハクオロが走ってきた。

 

「聖上。おはよう御座います。」

 

「べ、ベナウィッ!!

 ・・・ま、まろは暫らく旅に出るぞ!!」

 

「・・・・・御心のままに。」

 

ズダダダダダッ!!

ハクオロが走り去った丁度その直後、

 

                         ディネボクシリ

「ハクオローーーッ!地獄へ落ちろッ!!」

 

「ハクオロさん・・・・殺す!!」

 

更に奥から恐ろしい表情のクーヤとエルルゥが走ってきて、

そのまま通り過ぎていった。

 

「・・・・・・・・・。」

 

「・・・・・・・・・。」

 

「・・・聖上・・・御武運をお祈りしております。」

 

朝の皇都にハクオロの声が響き渡る・・・・。

 

「ま、まろは無実でおじゃる〜〜〜!!!」

 

 

―カルラ、その愛ゆえに― 完

 

次回予告

最後のシ者は倒した。

だが現実に対処出来ないハクロオは固く心を閉ざしてしまう。

そして約束の時が来る。

迫り来るトゥスクル全滅の危機、死の淵へ追い詰められるクーヤ

カミュと共に発動へと導かれる人類補完計画。

己の現実に抗い夢を受容する人々の頭上にエヴア・シリーズが舞い降りる 

暴かれる欺瞞をあざ笑うかの様に

次回 「 Iya 」

 

 

「って、次回予告よりもまろを助けてくれ〜!!」

 

「ハクオロさん、待ちなさーいッ!!」

 

「待たぬか!!ハクオロ!!」

 

「ま、待ったらまろの命が終わるでおじゃる!!」

 

                           ユカウラ
あぁ・・・もう一度あの子守唄を唄ってくれ・・・。

 

 

本当の次回予告(笑)

余はクンネカムン皇のアムルリネウルカ・クーヤ。

余は悩む。

余は一体何なのか?

余は本当の幸せを知っているのか?

余はこの國にとって必要なのか?

余は・・・・・。

余は本当の自分を探したい・・・。

余は・・・彼のもとに・・・・。

 

次回、愛と幻想のふぁしずむ エピソード2

「クローンの攻撃」・・・じゃない!

 

「クーヤ・シェイカー」 お楽しみにッ!