ヒゲとボイン
フューチャリング鬼兵般家長
みんな、こんちゃっす!耕一だぜい!
ゲハハハッ!今日の俺、珍しくハイだぜッ!!
・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・なんでハイなんだろう・・・?(汗)
わ、訳は分からないが、とりあえず朝起きたら枕元に
『ユニバ自慰』って書いてある袋が落ちてたんだけど・・・・。
・・・・・・・・・・。
ええいっ!理由なんていいんだ!
兎に角、ハイなものはHighなんだから仕様がないじゃん♪
ってな訳で
「ワショーイッ!みんなぁ〜やってるかぁ〜?
今日は『夜に咲く話の華』300万HIT記念なので
この隆山海水浴場で大イベント開催だぜぇ〜!」
ざっぷ〜〜〜ん♪
「さぁ、今日はいつもの柏木4死舞がなんとっ!水着で
ハッスルタイムだぜぇ〜!じゃあ4死舞・・・逝ってみよう!!」←妙にハイテンション
しら〜〜〜〜〜〜〜。
!?
「・・・・・・あ、あれ?」
しら〜〜〜〜〜〜〜。
「あの、みなさん・・・?如何なさいました?」
しら〜〜〜〜〜〜〜。
「ちょ、ちょっと・・・なんだよ!?その冷たい視線は・・・!!」
「あのなぁ・・・・耕一・・・・お前・・・・今何月だと思ってるんだ?」 (ガタガタ)
「虎羅ッ!耕一さん・・・珍しく誘ってくれたから喜んで来たのにィ!」 (ブルブル)
「お、お兄ちゃん・・・あのなぁ・・・寒いんじゃぁ!!」 (゚д゚)ウマー!
「・・・・・・・しばくぞ。」(ずずっ)
・・・・・・・・・・。
4死舞が恨めしそうな顔で俺を睨んでくる・・・。(汗)
みんな水着姿でかなり寒いのか?両手でしきりに身体をさすっている。
・・・・色気もなにもねぇ。
「いや・・・もう6月じゃん!ほ、ほら沖縄とかはそろそろ海開き・・・・
「するわきゃねーだろっ!!」
バキャッ!!
「Hommageッ!?」
ばっしゃ〜〜ん。
俺はそのまま荒波にダイヴ!
「ったく、アホかっ!あーあ、期待して損したッ!」
「・・・・・・・・・超しょんぼり、帰りましょうか。」
「ところで、どうして私だけスクール水着なの?」
「ほほほ、初音はお子ちゃま扱いなのよ。」
「あ?そういう千鶴姉ぇこそ、なんだその時代遅れの水着は?」
「虎羅。初音・・・こんなナウイ水着美女捕まえて、何ですかその言い草は?」
「・・・・・・・姉さん、ナウイと言う時点で既に死語だけど。」
「こ、こら初音も千鶴姉ぇも、喧嘩は止めろって!」
ばしゃばしゃ
「ゲフッ!ゴホンゴホンッ!!」
「・・・・・あ、帰ってきた。」
「お帰り耕一。随分早かったな。」
「こ、この野郎・・・・思いっきりしばき上げやがって・・・・。ゲホッ」
海水をたらふく飲んでしまった俺は、ふらつく足で4死舞のもとに戻ってきた。
「で、耕一さん。私達もう帰ってよろしいかしら?」
「ちょ、ちょっと待って下さいよ〜!
・・・・あッ!ほ、ほらっ!全国1億人の4死舞ファンが
水着姿を楽しみにしてるんですよッ?」
「・・・・・・・・・・。」
「なぁ〜!梓からも何か言ってやってくれよ!」
「怪しい。」
ッ!?
「な、なんの事でしょうか?」 (滝汗)
「そもそも耕一が私達の水着姿を見たがる事自体がおかしい・・・・。」
「そ、そそそ、そんなッ!?ぼ、ぼぼぼ・・・ボキだって
健全な1青年として・・・・その・・・・
「・・・・・ダーリン。」
「はい?何でしょうか?楓ちゃん・・・・。」
「・・・・・ダーリンのスポーツバッグにこんなものが。」
ズイッ
そういって楓ちゃんが俺に突きつけたのは一冊の雑誌。
ふわッ!?
それは俺愛読のえちぃゲー雑誌ッ!!
っつーか、勝手に人のバッグを漁んじゃねーッ!!
「なに?それ?」
梓が楓ちゃんの持ってる雑誌を覗き込もうとする・・・・。
Nooo−−−ッ!!
Don’t Touch itッ!!
俺が咄嗟に取り上げようとしたが、それよりも先に楓ちゃんが
サッっと後ろに隠してしまった。
「な、なんだよぉ楓ぇ〜、見せてくれるんじゃないの?」
「・・・・・この雑誌自体はどうでもいいの。」 ムスッ
た、助かった・・・。
楓ちゃんの微妙な気配りで何とか俺の恥部を晒されずに済んだぜ・・・。
「・・・・・問題はこのページです。」
ペラッ
そう言って楓ちゃんが開いたページは見開き丸々と掲載された・・・・・
『痕ッ!リメイクッ!ワショーイッ!』
『あの痕が満を持してリメイクッ!あの4死舞が
走るッ!飛ぶッ!鬱ッ!死ぬッ!?
このビジュアルショック・ノベルに君はついて来れるくぁ!?
今すぐ予約しにBダッシュだぁ〜!!』
ナレーション (ウルヴァリンが本屋さんで待ってるぜっ!)←?
し〜〜〜〜〜〜ん。
クッ・・・!!
なんたる失態ッ!
「こ、耕一さん・・・・これはどういう事ですか・・・?」 (ビキッビキッ)
「ひょっとして・・・耕一〜・・・。」
「・・・・・・・・・そもそもそこの岩陰に隠してるデジカメは何ですか・・・?」
「私だけスクール水着っつーのは・・・何か?狙ってんのか?(゚д゚)」
おおおおおおおおお←Airの乱れ
ヒッ!?
「い、いやこれは・・・その・・・・
まぁ・・・なんだ・・・・痢迷苦って事で・・・そのぉ・・・
人気再沸騰・・・・っつーか・・・・今水着姿撮っておくと・・・・
ヤぷオクとかで高値・・・・・
「あ?何が高値だ?虎羅ッ!?」←※千鶴さん
「ヒィッ!?いや、そそそ・・・その日経平均が23円高値・・・・
千鶴さんがツカツカと歩みよって来て、俺の肩に手をかける。
グワシッ!
「イヤァァーーッ!!殺さないでぇ〜〜!!」 おしっこジャー♪
ポニッ
へっ!?
てっきりしばき上げられると思っていたのだが、
何を考えているのか?千鶴さんは大して無い胸を俺の二の腕に押し付けて
「もう〜♪耕一さんったら〜!」 ポッ
「はい?」
「こんな周りくどい事しなくったってぇ、おかずが欲しければ・・・・
ううん。ちーちゃん何時だって御奉仕しちゃうのに〜♪」 うりんうりん
・・・・そう鬼たか。
「虎羅。姉貴ッ。何さりげなく誘ってんだよ?」
「・・・・・・・・御奉仕するのは私です。己は花右京に帰れ。」
「お兄ちゃんはロリコンなんだから、私と楽しいおるすばんをするんじゃ!」
・・・・・・非常に遺憾な結果となりつつあります・・・・。
懲りない俺は身の危険を感じてついつい本音をポロリ・・・・
「いや・・・その・・・・俺は別にどうでもいいんだが・・・・・。」
ひゅ〜〜〜〜〜〜〜。
『オラッ!』
『うばしゃ〜〜〜ッ!!』
『ゴールドッエクスペリエンスッ!!』
『URYYYY−−−−ッ!!』
ゴシャァッ!
ドコドコドコッ!!
ボスボスボスボスッ!ズキューン←生命が生まれた音
ズブズブッ!!
「涙がキラリッ!?☆」
グワッシャ〜〜〜〜〜〜!
はぐぉぉ〜〜〜!!お、折れたって!まぢ折れたって!!
死にそうな身体を引き摺って目線を4死舞の方向に向けると
!?
「こんな美女4姉妹をはべらしといて、何て言い草かしらッ!」 ぷんぷん
「ケッ!ほんとだ。こんな磯の岩場にデジカメ隠してやがった!」
「・・・・・・・・・ぽいぽーい。」
「捨てちゃえ♪海に捨てちゃえ〜♪」
ゲッ!?
「・・・や、やめちくり〜!そ、そりはボキがバイトの薄給で
やっとこさ購入したKANONのデジカメェェ・・・・・。」 ガクガク
千鶴さんが俺のデジカメ片手に誰かのモノマネをしだす。
「花形ッ!このメジャーリーグボール99号で勝負だッ!」
すると梓がどこからか拾ってきた材木をかまえ
「星クンッ!投げてこいッ!俺は打つッ!!」
きゃー!!
「お、鬼かッ!?貴様らッ!止めてぇぇーーーッ!!薄給で・・・薄給で買っ・・・
「おりゃぁぁーーーッ!!」
ギャンッ
「見切ったぞ星クンッ!!」
ブンッ!!
ガシャ〜〜〜〜ン!
「ファッキュ〜〜〜〜ッ!!(薄給)」
ひゅ〜〜〜〜
パラパラ
ポチャンポチャン・・・・・
ありが〜とぉ〜 言わな〜いよ〜 ずっと〜しぃ〜 まぁ〜ってぇ〜 お〜くぅ〜〜
・・・・・・・・・。
「グスッ・・・グスッ・・・・」
「あのなぁ・・・いい加減泣き止めよぉ耕一ぃ〜・・・。」 (汗)
「KANONの・・・一番高かったのに・・・・」 ぶつぶつ
「もうっ!耕一さんが悪いんですよぉ!」
「・・・・・・ダーリン可哀想。」
「楓姉ぇ・・・そもそも「ぽいぽい」って言ったのあんたでしょうが・・・。」
「もう、どうしようか?姉貴?」
「う〜〜ん。困ったわねぇ〜。・・・・あ、そうだ!」
「・・・・・・またよからぬ考え・・・。」
「何々?千鶴姉ぇ?」
「今から隆山スポーツ倶楽部の温水プールにでも行きません?」 にっこり
「はぁ?姉貴何言ってんだよ?」
「だからぁ〜、せっかく水着に着替えたんですものぉ。
みんなで気分転換に・・・ブリッツボールでもしません?」
「・・・・・・・ッ!姉さん・・・まさか賞品は・・・」
「楓姉ぇ・・・みなまで言うな。決まっておろう。」
「ええっ♪耕一さん一晩貸切権って事で♪・・・・
俺、猛ダッシュ。
「あぁっ!耕一てめぇ〜!」
「逃げましたねッ!みなの者、追えッ!!」
「・・・・・・天魔覆滅!」
「お兄ちゃんッ!逃げ切れると思ってるのッ!」
結局このオチかいッ!!
俺だけの・・・・俺だけのPromised Landを探して・・・・。
昨日見つけた良いSSに 今日もジャンプしてみたけど
何故かNot Found
今日はNot
Found
Ende